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俺のペットはアホガール
その二「遅刻元気!」

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あさかもね〜




「はっ、はっ、はー」


やばいっあのアホの相手をしてたせいで時間ギリギリだ。このままでは遅刻確定だっ。

「ちっ今まで二年間無遅刻無欠席っで通していたのに! あのアホめぇ…」

…だがまぁいいさ。全力疾走すれば間に合わない距離でもない。

あのアホには止めを刺して部屋で気失っている。邪魔をされる心配もな……

「あっくんおはよー! いい朝だねっ♪」

……い、はずだった。

「なんでテメェ俺の隣走ってんだァァァァ!!?」

「なんでって///」

何故そこで照れる。

「あっくんが走ってるからだよ!」

「よしっ、もう一度気失っておけ」「ウォッフゥ!?」

とりあえずもう一度アホを殴り、弱らせておく。あのアホはG並みのしぶとさを誇る、どこまで効くかわからないがとにかく俺は走り続ける。

「もぉーひどいよあっくん! いきなり殴るなんてさー」

「げっ! もう復活してきやがったのか!?」

奴を弱らせることが出来たのは物の数分だけだった……。

「あっくーん」「あっちに行けぇぇぇ! アホがぁぁぁ!!」

抱き付こうとするアホ殴り、蹴り飛ばし遠くへ追いやるがまたすぐに復活し抱き付こうとしてくるので殴る! それを何度も繰り返し



そんなこんなで


ガラララッ!!

「先生! 間に合っ「最籐君、今何時だと思ってるの」え?」

なんとか教室に辿り着いた俺だったが……

「もう午後の授業だよ、今日は放課後まで廊下に立ってなさい」

「………はい」

「「「……クスクス」」」



両手にバケツ、頭の上にもバケツ。他の奴らが全員下校するまで廊下に立たされた…。
しかも…

「もしかしてこれが夫婦初めての共同作業ってヤツ? ねぇあっくん!!」

こいつと一緒に……

「ねぇ、あっくんてば!」

「テメェのせいで俺の無遅刻無欠席伝説が台無しじゃねぇぇぇかぁぁぁぁ!!」

「ほぉふぅーー!」

頭の上に乗せたバケツごとアホ子に頭突きをくらわす! バケツはアルミで出来ているからそこそこに痛いはずだ。現に俺も痛い。

「あっくん……」「あ? なんだアホ」

「これが…夫婦初めての共同作業で伴う痛みってヤツなんだねっ♪」

………ガク


「………いや…違ぇよアホ」








二話でも気を失い旅立つアホなのでした――ちゃんちゃん♪



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