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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
開催!!戦興行
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自分たちがいても、この相手では足手まといだから。


そして、その場を後にした。





・・・・・・・・・・・・・・・・・





「私たちが知っているのはそこまでよ」

「一刀・・・いったい何があったの?あの男は一体何者?」

「・・・・君たちは何か心当たりが?」


蓮華の質問に、一刀が首をする。
そして、そのまま琥太郎たちに質問を振った。

だが彼等も心配になってあそこを見に来ただけであり、あの男のことは全く知らないのだそうだ。


「そうか・・・・あの男はあの女の子のリボンを狙っていた・・・蒔風に連絡取れるか?」

「それが・・・今日はフロニャルドとかいう異世界で、一大イベントがあるとのことで連絡できません」

「それたしか・・・・俺どれだけ寝てた?」

「五日ほど」

「一刀が倒れたことはもうシャオが連絡しといたから大丈夫だよ?」

「・・・・フロニャルドに行ってんだよな?」

「はい。そろそろ、戦興行とやらも始まったころですかね?」

報告を聞く一刀。
その報告に、顔がみるみる焦りに染まって行った。


「まずい・・・・急いで・・・急いで連絡を・・・!!」

「一刀!?」

「まずいぞ・・・・あいつの次の目標は・・・・!!!」



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時間は少し戻って。


『今回のルールは至極簡単!!相手の主将を討ち取れば勝利です!!』

『今回は別世界の方々が相手らしいので、どんな能力を持っているのかが楽しみですね』

『お相手、「EARTH」さんの主将は一人!それに対して、こちらフロニャルド連合は三人ですが、大丈夫なのでしょうか?』

『加えて、あちらの方が人数は少ないですからね。我々もそれは聞きました』

『ほう。それでなんと?』

『「いいハンデだ」と、蒔風さんは言っていましたよ』

『物凄い自信だァーーー!!さて、全国民が沸いております!!戦興行開催のブザーが・・・・』

プァーーーーーー!!

『鳴ったァ!!戦の開幕だぁぁああああ!!』



今回の戦興行のエリアは、前日と同じである。
広い草原をお互いの陣地に持ち、その中間には大きな湖、巨大アスレチックと、様々な障害物があった。

さらには広大な森、湖には足場となる巨大な杭や、板が浮かんでいる。
もともと浮かんでいる島などもあり、まさしく広大なエリアを持ちいたものとなっていた。


「さて・・・・お手並み拝見、だ」

蒔風をはじめとしたメンバーが陣地から駆け出し、一気に攻め込んでいく
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