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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
天馬日和
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ようにならないと!」

「ほう?」

「お姉ちゃんに迷惑かけないように、頑張るんだ〜」

「そうだな・・・・朝寝てて下敷きチョップ喰らわないようにな。ックック・・・」

「そ、それは言わないで〜!お姉ちゃんなんでそんな相談を・・・・」


「心配なんだろ?これからみんなひとりひとりで自立して行くんだからよ。一緒だった妹が心配なのは普通さ」

「そっか・・・・うん、でも不安だけど、私がんばるもんっ!」

「おう!じゃあとりあえずバイトだな。早く戻った方がいい。時間ないぞ」


「え?まだまだ平気だよ?」

「うんうん。だって食堂まではこっから一直線だし」



時間を見て、まだ大丈夫だと言う二人。
ここからなら、食堂まで五分もない。まだ時間はまだ十五分もある。



「お前らここまでどうやって来たん?」

「休憩中だし、散歩がてらグルッと周って」

「あぁ・・・じゃあ知らないか」


「「?」」


「お前らの言う道な?士とモモタロスがケンカして今修繕中なんだ」

「「え゛」」


ケンカ理由は、モモタロスが士の写真を爆笑したことらしい。


「だから行けるのは、回り道」

「「じゃあ・・・・・」」


「だから聞いたんだよ。こっからだと20分か?ダッシュすれば間に合うかもな」

「「やっばぁ!?」」

ダンッッ!!!



天馬の言葉を聞いて、その場から勢いよく立ち上がり、二人がダッシュして行く。
手を引かれるつかさはもつれながらも「ま、待ってェ〜〜〜」と引っ張られている。


そして、角を曲がって行ってしまった。


「がんば〜・・・・と」

「・・・・・・」

「がんばるってさ、おねーちゃん」

「うっさい」


二人が座っていた位置からは死角になる、木の陰。
そこからひょっこりと、ツインテールの頭が出てきた。


「起きてんなら出て来りゃいいのによ」

「出るに出られなかったのよ!」

「あー、はいはい。よく寝てたしな。よだれ跡あるし」

「うそっ!?」

「ウ・ソ(パカンッ) アタッ!?」



天馬の頭を殴り、私ももう行くわ、と本をバッグに入れて立ち上がるかがみ。
そんなかがみに、天馬が聞く。


「遅れると怒るの?翔一」

「怒りはしないけど・・・・前にそれっぽいのは見たことがあるわ」

「どんな?」


「こう・・・・アギトの光?って言うのが、後光みたいに背後から光ってずっとニッコリ笑ってるのよ」

「・・・・・何それ怖い」

「でしょ?」


そう言って、かがみがその場から去っていく。
そして、また天馬がグテッ、とイスに背も
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