第六章 Perfect Breaker
天馬日和
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曲の紹介がされ、それがラジオから流れだす。
それをBGMに、二人の天馬との会話は弾んでいく。
「いつも一人なのかなぁ?」
「いやぁ?わりと人来るよ。今日はお前らだったけど、こないだはリズベス来てたしな」
「?」
「だれ?」
聞かない名前に、二人が首をかしげる。
そんな二人を見て楽しみ、天馬が意地悪そうに笑いながら答えてあげる。
「来ヶ谷だよ、来ヶ谷」
「え?来ヶ谷さん!?」
「ああ。あいつ海外生まれでミドルネーム持っててな、それが「エリザベス」なんだ」
略して愛称「リズベス」ってわけ、と天馬が笑う。
「あいつが来ると面白くってな。まあまだここじゃ片手の指くらいしか会ってないけど」
「どんなです?」
「只々おっぱい談義とか、理樹のコスプレ&女装計画とか」
「なんで来ヶ谷さん・・・・・」
「黙ってればかっこいいのにねー。でも理樹君の女装はわかる!!」
「えぇ!?こなちゃん!?・・・・あ、いいかも」
「理樹が聞いたら泣くからよせよー?」
「あとは通りすがる奴とか・・・・この前はかがみ通ったし」
「え?おねーちゃん?」
「おう。妹が朝起きないからどうしよう、って嘆いてた」
「うぅ」
「だから下敷きの縦チョップが効くってアドバイスしといたけどな」
「あれてんまんのせい!?」
「あ、そう言えばこないだこなちゃんやられてたね・・・・」
大学は違うのに、勉強を見てもらっていた時のこと。
つい寝てしまったこなたに叩き込まれたらしい。
「つかさのとばっちり受けた〜」
「私悪いの!?」
「こなたがわるい」
「(;=ω=.)」
指摘されて「はうぅ」と胸を打たれたリアクションをして机に伏せるこなた。
それからピクリとも動かない。
「だ、大丈夫?」
「ポーションくだせ〜」
「はいはい、コーラな」
「やたー♪」
そうして、二本目のコーラをゲットする二人。
「んで・・・・あと会った奴だっけ?真人が走り込みしてたりしてたし、川神の姉が手合わせに来たときにも会ったな」
「ここで座って話した人は?」
「・・・・・話したってのとは違うが、ランサーとかだな」
「どしたんです?」
「あいつ釣りすんだろ?釣ってきた魚捌いて食った」
「うわぁ、それはいいなぁ〜」
「ま、カレンに小ギルも来てたんで退屈はしなかったな」
「うわぁ・・・それはいいなぁ・・・・」
同伴者の名前を聞いて、まったく同じような言葉でも意味合いを変える二人。
日本語って不思議。
『お聞きいた
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