暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
白虎日和
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ムフム・・・と頷き、白虎はその場をよく見る。
だが、そんなところに証拠があるわけもない。


「最後に人形を確認したのは?」

「昨日・・・・風呂に入った時だな。ズボンに入ってんのは確認してる」

「そっかー。それからの行動は?」

時間は大体だけど、と最初に言い、往人が一昨日の記憶を掘り返す。


20:00・・・入浴(出た時に人形を確認済み)

20:30・・・風に当たりに散歩に出る

21:00・・・観鈴と一緒にテレビを見る

22:00・・・テレビの中の花火に感化され、観鈴がやりたがる

22:30・・・長い捜索時間を経て、押し入れの中から花火を発見

23:00・・・準備を済ませ海岸へ。花火開始

23:45・・・花火終了。帰宅

23:55・・・晴子帰宅。いつも通りバイクごと納屋に突撃。土産だと言って、抱えるほど大量の花火を部屋中にばらまく。

24:08・・・晴子飲酒。花火だ!とわめきだす。

24:10・・・花火再び開始。そして戦争が始まった。


※以降のことは、たとえ悪い子でもやってはいけません。


24:30・・・晴子、手持ち花火を片手に二十本持って一斉点火。追い回す。

24:32・・・往人、対抗。が、まぎれていたロケット花火に気付かない。

24:33・・・ロケットに着火。ほかの手持ち花火に引っ掛かって飛ばず、手元で破裂。晴子・観鈴、爆笑。

24:40・・・晴子が持ち込んだ缶ビールをいつの間にか観鈴が完飲。暴走開始


この時点で素面の人間は0になった。


24:42・・・打ち上げ花火の導火線を結び、一斉点火しようと提案。

24:45・・・打ち上げに着火。直後、強風が吹き軒並み倒れる。三人の方を向いて。


ここから観鈴、開翼。


24:48・・・ねずみ花火250発に一斉着火。観鈴、衝撃波で広範囲にばらまく。

24:50・・・晴子、対抗しようと噴出花火「ドラゴン」に着火して、投げる。

24:51・・・追い詰められる往人。手元に残った花火をごっそりつかんで一斉点火。が、残念ヘビ花火。

24:53・・・ヤケになった往人、煙玉50発投入。


その後、猛烈な煙に周囲の住民が通報。
数分後には警察がやってきて、三人を厳重注意。

帰宅、就寝


「昨晩はそんな感じだな」

「あれは楽しかったね〜」

「(ポカーン)」


二人の話を聞き、唖然としてしまう白虎。
自分もはっちゃける方ではあるのだが、流石にそこまでではない。


「で、朝起きてだな・・・」

「も、もういいよ」

「そうか?」


白虎はお腹いっぱいだと言わんばかりに止め、深呼吸してか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ