暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1809話
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な意味を持つ。
 ……もっとも、恐らくだが装備している者の魔力を1割上げるという効力を持つこの指輪は、今のゆかりにとってはあまり大きな意味を持たないだろうが。
 ゆかりはまだ戦いに身を投じたばかりだ。
 当然ペルソナのレベルとかも、低い筈だろうし。
 ともあれ、これはゆかりが使うとして……他の腕輪はどんな感じだ?
 腕輪の数は、全部で5つ。
 それぞれがどんな効果を発揮するのか。
 指輪は2つだっただけに、腕輪の方はもっと多種多様な効果がある事を期待して、その中の1つを腕に嵌める。
 ……うん? これも効果がないな。
 ステータスを確認しても、特に何かが上がっている訳ではない。
 俺のステータスに対応していない奴なのだろう。
 これは、単純にステータスに対応してないから、実際には能力が上がっても表示されないだけなのか、それともステータスに対応していないから、そもそも効果がないのか。
 その辺り、具体的にどうなるのか……ともあれ、他の腕輪を付けてみれば分かるか。
 そう判断し、次の腕輪を付けるも、こちらも反応なし。
 ……次。
 そして次に付けた腕輪で、ようやく反応があった。
 それは、ステータスの防御の欄。
 そこの数値が315から325に上がっていたのだ。
 なるほど、これは防御力を上げる奴か。
 けど、10……いや、普通に考えれば、10でも凄いんだろうけど。
 そもそも、俺のステータスに対応しているから10上がっただけで、実際にこの世界の人間が使えばどうなるのかは分からないしな。
 その後、残り2つも試すも数値は変わらず……結局俺が使って効果があるのは、防御力を上げる奴だけだった。
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