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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
真・四十五話 少女達の力
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うとする聖。しかし、そこには倒れている全はいなかった。
いや、尻もちはついているがそれでもダメージを受けているとは思えなかった。
だが、聖が驚いたのはそんな全を守るように立っている二人の存在だった。
「あ、アリサ……それに、すずか……?」
そう、そこにいたのはアリサとすずかだったのだ。
私服を着ているので、散歩にでも来ていたのだろうかと聖は思うがだがここは結界の中。魔導士でない二人が入れるはずがない。
しかし、二人は確かにいる。それも全を守るように。
「な、何で二人がいるのかわからないけど。でも、そいつを守るのはおかしいんじゃないか?そいつはなのはを襲った奴で」
聖がそう言って全がどれだけ悪い奴なのかというのを説明しようとするが
「悪いけど聖。あたし達、もう惑わされたりしないから」
「うん、
よ
(
・
)
う
(
・
)
や
(
・
)
く
(
・
)
間
(
・
)
に
(
・
)
合
(
・
)
っ
(
・
)
た
(
・
)
ん
(
・
)
だ
(
・
)
も
(
・
)
ん
(
・
)
。もう、この掴んだ手は離したくないの」
「何を言って……」
二人の背中を見ながら全は呆ける。彼女達の言っている事が分からなかった。アリサ達も記憶操作を受けている筈だというのに。
それに気づいたのかアリサが振り向く。
「大丈夫。あたし達は絶対に全の事、忘れないから。もう絶対に」
そう言って全の手を優しく包むアリサ。と、その時全は気づいた。彼女達の腰に私服には似合わない剣があったのだ。
〈あれは……まさか、お前達なのか……!?〉
全の心の中で真耶が珍しく驚きの声を上げる。
「ええ、そうよ。
真
(
・
)
耶
(
・
)
さん」
「えっ!?な、何で真耶の事を、それに今真耶の声に……」
「ええ、聞こえてるわ。あたしもすずかも」
「もう、私たちは守られるだけの存在じゃないから」
全の手を包んでいたアリサはゆっくりと立ち上がりすずかに並び立つ。
二人はそれぞれ顔を見ると首を縦に振り、それぞれ腰に差している剣を抜き放つ。アリサは炎を象ったかのような赤い剣。すずかはレイピアを。
次の瞬間、全は今までとは比べられない位の驚きに襲われる事になる。
「「我らの声に耳を傾けよ―――――――」」
「その身を焦がす事能わず、またその魂を蝕む事能わず―――――――なぜならばその身と魂は、清浄なる太陽と共にあり!真実を司る者!」
「その身は消え去る事能わず、またその魂を汚す事能わず―――――――なぜならばその身と魂は、清らかなる闇の中の光にあり!嘘を司る者!」
「応えよ!太陽の神!アーポロ!!」
「応えよ!月の女神!ルナーラ!!」
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