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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
真・四十五話 少女達の力
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れは……結界か?」
「そうだよ」
全の言葉に答えたのは、全の前から悠々と一個大隊を率いてきた聖だった。その中にはなぜかフェイト達がいる。
「何しに来た。そんな物騒な人たちを引き攣れて……それに、確かテスタロッサ達は先の高町襲撃事件の犯人を探っている所じゃなかったか?」
「それがわかったから来たんだよ」
「お前が犯人だったんだな、橘!」
「自作自演やったんやな、うちらを騙して!」
「この嘘つき!」
「…………は?」
フェイト達は口を開けば、全へと罵倒してくる。正直どういう事なのかというのが全の感想だった。
「なぜ俺が犯人だと断定できた?証拠を見せろ、証拠を。状況証拠じゃない、物的証拠だ」
「あるさ。これだ」
聖はそう言うと自身のデバイスに言って空中にディスプレイを投影させる。
そこには確かに全がいた。しかしその手に持っている獲物が違った。あの時、襲撃者が持っていた黒い剣だったのだ。そしてその隣にはまた全がいた。こちらは短刀を持っている。
「二人一緒にいるだろ?これが証拠だ」
「それは証拠にはならない「な、何だと!?」お前バカか?そんなの合成でもなんでもすればどうとでもなる。物的証拠とは言えない。物的証拠は不変の物でしか証明されない。そして映像は合成も編集も出来る。証拠とは言えない」
「ああ、わかってるさ」
「…………何?」
聖は切り札を確かに切ってきた。しかし、それをどうでもいいという風に考えているのが全には不思議だった。
「一応、建前上はそう言っとかないといけないしな。僕はただ……踏み台であるお前が消えればそれでいい!」
聖がそう言って手を上げると、後ろに控えていた魔導士達がそれぞれデバイスを構え、魔力球を生成する。
「お前、正気か?こんな事して何もお咎め無しになるとでも」
「なるさ。僕には神様の恩恵があるからな!!」
そう言ってあげていた手を振り下ろす聖。それを合図に魔導士達は魔力球を発射する。
「くそっ!!」
全はシンを間一髪で起動し、何とか逃れ奇襲を仕掛けようとする。が
「いいのか、こっちにはフェイト達もいるんだぞ?」
「くっ!?」
そう、聖はそのためにフェイト達を自分たちの前に配置しているのだ。
「さあ、これで終わりさ………………踏み台は踏み台らしく、さっさと消えろ!!!!」
何度も何度も捌く事は出来ず、どんどん追いつめられる全。そして一つの魔力球が当たる
「がっ!?」
「死ねぇ、踏み台風情が!!」
それを皮切りにどんどん打ちまくる魔導士達。一頻り撃つと辺りに土埃が立つ。
「さあ、これで終わりだな…………何?」
眼を凝らし土埃の中に沈む全を見よ
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