暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Cマリアージュ事件〜Amusement park〜
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たフォルセティ。ビシッとしたその佇まいに2人も「う、うん」と反論することなく頷き応えた。スムーズに乗るために並んでいる今から乗るペア同士で並ぶ。
「あの、お願いします、シャマル先生」
「ええ。恐かったら言ってね」
「あ、はい」
シャマルとコロナがそう会話しているのを見、「ヴィヴィオ。恐ければ手を繋ごうな」と声を掛けると、「その時はお願いします!」と笑顔を向けてくれた。そしてとうとう順番が回って来た。
「レインコートをどうぞ〜!」
コースターに乗車するためのホームに上がったところで、係員の1人より半透明なレインコートを頂いた。水上コースターと言うことで水飛沫が掛かることもあるのだそうだ。レインコートを私服の上から着て、定員10名のコースターの前へ移動する。
「一番前はザフィーラとフォルセティ、次に私とヴィヴィオ、最後にシャマルとコロナの順だな」
事前に決めた席順で乗車し、『それでは安全バーを降ろします!』という係員のマイク越しでの言葉の後に頭上から落下防止用のバーが降り、隣に座るヴィヴィオはギュッとバーを握り締めた。
『水上コースター・アクアドラゴン、Standby ! Ready ! 5、4、3、2、1、Go !』
「「ひゃっ!」」
スタート直後から時速110km/hまで急加速をし、そのまま高度50mまで上昇。私の前に座るフォルセティが「来た来た来た・・・!」と興奮した声を漏らした。そしてコースターは上り坂の頂上に到達し、ゆっくりと折り返しを始める。
「ひぅ・・・!」
空から地上――レールの先へと視界が移り、一瞬の浮遊感の後、「ひゃああああああ!」ヴィヴィオとコロナの絶叫が後部へと高速で流れながら急降下するコースター。右に曲がり、左に曲がり、上昇しては下降し、大きなループに小さなループと続き、いよいよ海上レールへと突入する。
「海の上だからか涼しいわね!」
「ああ!」
後ろの席に座るシャマルが大声でそう伝えてきたが、なぜ思念通話を使わないのか、と思う。しかし海上スレスレを走ってはいるが、レインコートが必要なほどの水飛沫は上がらないが・・・。
「む・・・!?」
「「きゃあああああ♪」」
「冷た〜い!」
レール両脇に噴水が等間隔で設けられており、通過する直前に噴射するため、顔に水霧が掛かる。水量は多くなく、小雨程度と言うこともあってレインコートでも十分防げる。夏だからこその可能なアトラクションだな。こうして全長3,5kmという長さを誇った水上コースターも、「面白かった〜!」そう笑い合うフォルセティ達の様子から、好評だったようだ。
「時間的にお昼前にもう1つ行けるわね。それとも少し早いけど、お昼にしようか?」
シャマルがそう尋ねたとこ
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