暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Cマリアージュ事件〜Amusement park〜
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視点で見たのだから。

「コロナは、どのデータ貰う? 僕はコレ〜♪」

フォルセティが選んだのは、ヴィヴィオとコロナが口を大きく開けて絶叫しているシーンの物。だから2人から「ダメー!」と猛反対を受けた。そのため、「じゃあコレ」とハウスに入った直後の、私たち皆が映ったデータを選んだ。ヴィヴィオとコロナ、私たちもそれぞれデータを貰い、自身の端末にデータを移動させてから、次のアトラクションへ。

「次はシューティングコースター!」

とのことで、今度は速度の遅いコースターに乗り、備え付けのライフル型のアイテムでコース上に登場する投射された3Dモンスターを倒す、というものだ。このパークのアプリケーションをダウンロードしていれば、各種アトラクションの待ち時間を知ることが出来るため、即座に行動に移せるというわけだ。

「早く早く!」

「混んじゃう前に行きましょう!」

「待って、ヴィヴィオ、フォルセティ君!」

駆け出すフォルセティ達に私たちも続く。大きな施設に到着し、3分待ちと表示されたモニター前の列に並ぶ。3分という話だったが2分もせずに私たちの順となった。2列シートの銃座6基付きのコースターがあり、前列に子供たちが乗り込み、後列に私たち大人が乗り込む。

「ではいってらっしゃいませ〜!」

コースターがゆっくりと動き出し、目の前のトンネルを潜る。フォルセティ達は目の前に備え付けられているライフルを構え、いつでもモンスターを狙えるようにキャッキャ♪とはしゃいでいる。トンネルを抜けるとそこは薄暗く、奇抜な色彩の光で溢れた大きな空間。コースターはレールの上をのんびり走り・・・

『オオオオオ!』

「「出たぁぁぁーーー♪」」

「撃て、撃てぇぇーーー♪」

レールの両側に設けられた廃墟などのセットや、向かう先の天井や床から半透明で多種多様なモンスターが数体と出現。フォルセティ達が一斉に光線を放ち、モンスター達を迎撃して行く。

『フォルセティ。オーディンさん譲りの射撃の腕ね。百発百中だわ』

『ああ。しかもヴィヴィオ達の獲物まで獲らない気の配りようだ』

さらに言えば、ヴィヴィオ達が狙い撃ちしやすいモンスターを残している。だからヴィヴィオ達のライフルから放たれる光線も、次々とモンスターに当たるようになった。子供たちに攻撃を任せていると、モンスターからの攻撃が強くなり、あの子たちが「わわっ!」と可愛らしく慌てふためく。

「バリア! フォルセティ、バリア!」

「うんっ!」

ライフル脇に設置された手の平サイズのボタンを押すと、コースターを覆うような光エフェクトが展開され、モンスターの攻撃を防ぐという演出が発生する。被ダメージとモンスター撃破の総合ポイントで、賞品レベルが上がるらしい。


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