暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Cマリアージュ事件〜Amusement park〜
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とヴィヴィオが「大丈夫!」とコロナを安心させるようにニッコリと笑顔を向け、握っている手の力をさらにギュッと強めた。それで安心できたのかコロナは「うんっ!」と頷き、3人が入口に入って行く。私たちも続き、鏡で作られた通路を歩く。

「暗いから気を付けてね、ヴィヴィオ、コロナ」

「「うん、ありがとう」」

日本のお化け屋敷のように薄暗く、さらに鏡張りだということで「あいたっ」と子供たちは額をよくぶつけ、「あわっ!?」と蹴躓く。鏡にぶつからないよう、手を前に突き出して歩くように伝えつつ、前へと進んでいたところに、「あ゛あ゛あ゛!」と鏡の向こうからモンスターがぶわっと現れ、鏡に張り付いた。

「「きゃああああああああ!」」

「おうふ!?」

ヴィヴィオとコロナが悲鳴を上げてフォルセティに抱き付いた。その様子を私とシャマルでニヤニヤしながら見守る。フォルセティが「大丈夫、大丈夫だから!」と2人の背中をポンポンと優しく叩く。

「ひゃっ!? ご、ごめんね、フォルセティ君!」

するとコロナが顔を真っ赤にし、慌ててフォルセティから離れる。で、背後に鏡にドンッとぶつかり、「あいたた・・・」と鏡に振り返ればまた、「あ゛あ゛あ゛!」と別のモンスターが鏡に張り付き、コロナを恐がらせる。

「〜〜〜〜〜っ!!」

そしてまたフォルセティに抱き付いて顔を赤くする。なんというか可愛らしい女の子だな。ヴィヴィオがフォルセティの右腕に抱き付きながら「コロナもこのまま行こう♪」と誘うと、コロナは僅かに逡巡した後・・・

「フォルセティ君。いいかな?」

そろそろとフォルセティの左腕に両手を伸ばしつつ、上目遣いで尋ねるという連撃を発動。これは男心に堪らないものだ。が、「うん。いいよ」フォルセティはまだ7つになったばかり。慌てるような反応は起こさなかった。それからヴィヴィオとコロナは悲鳴を上げては、「うむぅ・・・!」と腕がきつく締め付けられていることでフォルセティが痛がる、を繰り返した。

「外だー!」

「やっと終わった〜!」

迷路のようだったこのゴーストハウスの出口をようやく見つけ、ヴィヴィオとコロナがフォルセティの両手を引っ張っての駆け足で、「ゴール!」と出口から外へと飛び出して行った。私たちも続いて出たところで、「おかえりなさい!」と係員の女性に声を掛けられた。

「よろしければ、場内での写真データをプレゼントいたします。写真データそのものの贈与しますし、残りデータも責任を持って削除するので、本パークには残りません」

係員が複数のモニターを私たちだけに見えるように展開し、ゴーストハウス内での写真データを見せてくれた。それらを見たコロナが「あぅ・・・」とまた顔を真っ赤にした。まぁフォルセティと密着している姿を、第三者
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