暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1808話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
き込みたい相手なのは間違いない。
 ただ、ゆかりが桐条に対して思うところがある以上、こっちとしても無理な真似は出来ないのだからしょうがない。
 ゆかりの桐条に思うところがある理由が分かれば、それを解決出来なくもない……と思うんだがな。
 だが、ゆかりがそれを口にしない以上、俺が何を言っても無意味だろう。

「うん? もうこんな時間か」

 色々と考えていると、気が付けば時間は午後7時近い。
 天気予報を見ながら、空間倉庫から取り出した弁当を食う。
 今日ゆかりの見舞いに行く時についでに買った代物だ。
 いわゆる、幕の内弁当の類だが……コンビニで買う弁当より、スーパーで買う弁当の方がどこか健康には良さそうだと思うのは、俺の気のせいか?
 いや、普通に気のせいだろうが。
 だが、病は気からとも言うんだし、決して何の効果もない訳じゃない。
 ……そもそも、混沌精霊の俺が身体に悪いものを食べたからってどうにかなる筈がないし、それ以前に俺の腹に入れば全てが魔力となって吸収されるんだから、身体に悪いものが入っていようとなんだろうと問題はないんだよな。
 弁当を食べながらも時間が経ち……やがて9時、10時、11時となり……影時間に突入する。
 特にやるべき事もないので、もしかしたら桐条や真田を見られるかもしれないと、影に沈んで外に出る。
 そうしてやって来たのは、巌戸台駅の近くにあるビル。
 結構な高さを持つそのビルの屋上で、何か周囲に動くものはないかと見回す。
 普通であれば、人間が動いた程度ではちょっと見分けがつかないだろうが……幸いにと言うべきか、俺の能力であればそのくらいは容易に見分ける事が可能だった。
 そんな訳で、影時間の中で周囲を見回していたのだが、見えるのは棺桶のみだ。
 うーん、やっぱりこうして見る限りでは特に動いているような相手はいないな。
 こうして高い場所から周囲を探せば、すぐに桐条と真田の2人が見つかると思ったのは、俺の間違いだったのか?
 まぁ、考えてみれば向こうが本当に影時間になったからといって、外に出ているとは限らないのだから当然か。
 実際、俺達だって今日はタルタロスに向かっていないんだしな。
 そう考えれば、やはりちょっと考えは間違っていたような気がしないでもない。
 ちなみに、ペルソナ使いの2人はともかくシャドウの姿も特には見えない。
 勿論建物の陰になっている場所とかを移動しているのなら、見つけられなくても不思議はないのだが……そうだな、取りあえず荒垣でも探すか?
 そんな風に思いながら周囲を探しても特に見つける事は出来ない。
 どうやら、荒垣は現在巌戸台にいないらしい。
 ……こっちの戦力になるかもしれない相手を見つけるのなら、それこそポロニアンモールとか、そっちに行った方
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ