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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0148話『春雨の頑張り』
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じゃ夕立、君も資料まとめを手伝ってくれ」
「分かったっぽい! 夕立も頑張るっぽい!」

それで三人で資料まとめを開始して午前中にはなんとかそれも終わりの目途がついた。
それでお昼時になったので、

「ありがとう、二人とも。それじゃこれから一緒にお昼でも行くとするか?」
「わーい! 提督さんとのおっ昼ーおっ昼ー♪」
「嬉しいです!」

二人も楽しそうなのでいいとするか。
それで三人で食堂へと向かうとそこで時雨達とも遭遇する。

「あ、提督。今日は春雨が秘書官で頑張っているって聞いたんだけど夕立も一緒にいたのかい……?」
「ああ。手伝いに来てくれたので予定より早く仕事が終わったよ」
「そうなのかい。夕立もえらいね……」
「もっと褒めてっぽい!」

それで時雨に頭を撫でられて嬉しそうに表情を綻ばせる夕立。
と、そこに春雨もおずおずと、

「あの……時雨姉さん。私も……」
「ん? わかったよ、春雨」

それでもう片方の手で春雨の頭を撫でる時雨の手に癒されるような顔をする春雨。
どこか綾波のようなセリフと口調で、

「はぁー……癒されますぅ……感謝ですねー」

と、呟いている。
それでツッコミを入れたかった。
見ているこっちが癒されるわ!と……。
実際、時雨と一緒にいた村雨と白露もそんな光景を見て癒されているのか表情がうっとりとしていたし……。
それでその後は白露型のみんなと食事を一緒に摂って色々と楽しませてもらった。
この五人の中では一番春雨が年下なので特に可愛がられているんだろうな。
見ていて本当に飽きないからな。

「白露がいっちばーん!なところを見せてあげるからね! 春雨!」
「はい、楽しみです。白露姉さん」
「春雨……? 白露姉さんの無茶に付き合わなくていいからね?」

そんな白露と春雨の会話に村雨がため息を吐きながらそう言っていた。
それに白露が「なんだとー!」と叫んでいたけど村雨は相手にはしていなかった。
そして食事が終わったのか時雨と夕立がまたしても春雨に抱きついていて、なんというか……その御馳走様ですと言いたい気分だった。
何か本当に仲が良いなこの姉妹は。
今ここにはいない五月雨や改白露型の面々とも仲はかなりいいし。
それでもそんな楽しい時間もあっという間に過ぎて行って、

「それじゃ姉さん達、すみません。私、司令官の手伝いがありますので」

それで時雨達は「わかった」と言って先に戻っていった。
だけど少し心配になったので、

「春雨、よかったのか……? 無理に私に合わせないでいいんだぞ?」
「いえ、大丈夫です。姉さん達とはいつでも会えますけど司令官とは中々接触する時間が掴めませんからむしろ一緒にいたいですし」

そう言って笑みを浮かべる春
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