第08話:やっとの事で書庫到着!!
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よね。ということは、父上の部屋を探せばもっと詳しい本があるのではないでしょうか?もしかしたら、わざわざ皇城までこなくても技術的な本は屋敷で間に合ったとか?
いやいやいやいや、技術的な本だけが目的ではないので、やっぱり皇城に来ることは大切なんです。そうなんです。ちょっと背中を冷たい汗が流れたような気がしますが、きっと気のせいでしょう。気にしたら負けです。どんどん本探しを続けましょう。
その向こうは、他の国関係の本棚ですね。アルビオン、ガリア、トリスタニア、ロマリアの4カ国にクルデンホルフ大公国のほかの小さな国等それぞれの地理や歴史に関する本、主な貴族の名簿などもあります。トリスタニアの貴族名鑑を開いてみるとラ・ヴァリエ−ル公爵やグラモン伯爵、モンモランシ伯爵などの原作出演メンバーの名前も見られますよ。
一番奥の棚は魔法関係の本が一面に並んでいます。これならおよそ考えられる限りの魔法が載っている事でしょう。
大体どんな本があるか見る事ができましたので今日はこの位でお終いにしましょう。ちょっと夢中になりすぎたようですね。
「スピネルさん。今日はこの辺で終わりにします。皇帝閣下にご挨拶して帰りたいと思いますのでよろしくお願いします。」
「はい、かしこまりました。それでは此方においでください。」
スピネルさんの先導で廊下を進み、奥の方の大きな扉を入ったところで一旦待ちます。此処は謁見の間の待機室のようです。此処で次の扉の前にいる侍従にスピネルさんが皇帝への取り次ぎをお願いしています。侍従は奥の部屋にいる人にお伺いを立て、すぐにお許しが出たようで、次の部屋に入る事ができました。
この前父上や母上と来た時にも入った部屋ですが、あの時は色々テンパって居たので部屋の様子まで見ていませんでした。やっぱりすごく煌びやかな部屋ですね。各国の大使とかも来るのでしょうから当たり前なのでしょうが、僕としては落ち着くことの出来る場所とはいえません。
「お忙しいところ、申し訳ありません。夢中になって時間を忘れておりました。遅くなりましたのでお暇しようと思います。また来週参りますのでよろしくお願いします。」
「うむ。もう帰るか。あの使い魔がいるのだからちょくちょく来ると良い。いつでも歓迎するぞ。帰りも心配ないと思うが気をつけてな。」
「ありがとうございます。それでは失礼いたします。」
皇帝へのご挨拶も終わりましたので、朝着陸したところにスピネルさんに連れて行って貰います。僕が帰る事が何処からか伝わったのか、朝より少ないですがそれでもかなりの人が来ています。また見世物になるのでしょうか。
「それではスピネルさん、今日はありがとうございました。また来週来ますのでよろしくお願いしますね。」
「お待ちしております。気
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