暁 〜小説投稿サイト〜
ハルケギニアの電気工事
第08話:やっとの事で書庫到着!!
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様?そのような本はお子様がご覧になるような本ではございません。お戻しになるほうが宜しいと思いますが。」

 スピネルさんに顔を赤くして言われますと、何かすごく恥ずかしい本を見ていたように感じてしまいます。生前に僕の本棚の奥に隠していたエロい本に比べればとってもおとなしいと思いますよ。あれは米軍の友人から貰ったペントハウスやプレイボーイなど、税関通ってない原本、完全無修正版ですからね。あ〜。あの本は今頃どうなっているのでしょうね。持ってきたかったな。

「ごめんなさい、スピネルさん。すぐに戻します。もうお昼ですか?気がつきませんでした。それでは案内をお願いします。」

 スピネルさんに案内して貰って食堂に来ました。もう皇帝や妹姫達も待っています。

「遅くなりまして申し訳ありませんでした。」

「どうやら夢中になっていたようだな。何か面白い本があったか?」

「まだ、入り口近くの本だけしか読んでおりません。ゲルマニアの地理や歴史といったものでしたが、あまり詳しいものではなかったので今ひとつと言ったところでしょうか。」

「何というか、子供の読む本ではないような気もするが、それを言ったら子供用の本などほとんど無かったな。まあ、好きにするが良い。」

 話はそこまでとなって、その後は昼食となりました。
 今日は魚のムニエルですね。この魚は何でしょう。この世界は鮮魚の輸送方法などありませんから干物や塩漬けなどの保存加工した魚しか内陸部の『ヴィンドボナ』には入ってきません。
 どうしても肉類とか脂っこいものが多くなりますから、このままの食生活では生活習慣病になってしまいます。
 何とか日本食を再現できるように色々考えましょう。大豆を見つけられれば海水からにがりを作って豆腐もできるし、麹を見つけられれば味噌も日本酒もできるでしょう。それにお刺身が懐かしいです。 魚介類は地球と同じ種はいるのでしょうか?鮪に鯛に鮃、ハマチや蛸に烏賊など生息しているのか調べないといけません。明太子なんかも大好きでしたがスケトウダラは捕れるのかな?そのうち沿岸部の漁村とかに行って加工方法など教えましょう。
 それ以前にやっぱり冷蔵庫を発明しないと改善できそうもありませんね。

 昼食も終わって、ティータイムです。

「そのほか気になるような本はあったか?」

「そうですね、東方の言葉でグラビア雑誌という本物そっくりな絵を集めたような本や漫画といった本がありましたが、まだ中身までは読んでおりません。」

「グラビア雑誌?どんな本なのだ?」

「きれいな女性が半裸でほほえんでいる絵が表紙を飾っている本です。」

「あれを見たのか?まだおまえにはちょっと早いと思うが。」

「そうですね。スピネルさんにも注意されました。それよりもああ
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