第08話:やっとの事で書庫到着!!
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ル四方位のスペースがあって、机と椅子が並んでいます。窓もこのスペースの部分にしかないようですね。太陽の光で本を傷めないためでしょうか。奥の書棚で選んだ本を此処で読むようになっているのでしょう。
このスペースの奥に沢山の書棚が並んでいます。どの書棚も天井まで届く大きなもので、上の方まで本が詰まっていますね。
書庫の広さは体育館より大きいでしょうか。高さも体育館並みにあります。書棚がなければ楽にバレーボールでもバスケットボールでもできる広さですね。いったい何冊くらいの蔵書があるのでしょうか?これなら当分読む本に困らないでしょう。
上の方の本はフライで飛んで取るようですが、はしごを使って登っていく事も出来るようになっています。メイジ以外の人も使えるように考えているのでしょう。
「スピネルさん。ありがとうございました。また、助けが必要な事があったらお願いしますね。」
「はい、解りました。それでは私は此方で控えておりますので、御用事の際はお声をお掛けくださいますようお願いいたします。」
スピネルさんはそう言うと、壁際の方に移動していきました。
その後、読書スペースに近い方から順に本を引っ張り出してみます。
最初に引っ張り出した本はゲルマニアの地理や風土に関する本ですが、誰の著書か解りませんし、あまり詳しい内容ではありませんでした。2冊目はゲルマニアにおける産業の発展について書かれていましたが、此方もいまいちですね。個人が趣味のような感じで調べて書いているようなので視野が狭いというか自分の考えが入りすぎています。あまり面白くないので本棚に戻します。どうやらこの棚は主にゲルマニアの事についての本が収められているようですね。
今日は初日なのでざっと本の種類なんかを見ておこうと考え次の棚へ移動しましたが、何でしょう?変な本を見つけました。
「これって、グラビア雑誌だよね?表紙は綾瀬○るかかな?こっちの表紙はほし○あき?結構新しい本なのじゃないかな?何でこんな本があるんだ?」
そこの棚を調べてみると、グラビア雑誌のほかにも漫画や週刊誌といったものから、料理のレシピ本、ファッション誌まであります。古いものからおそらくここ数年のものまで年代も多岐にわたっていますが、どこから来るのでしょうか?
しばらく原作知識から検索してみましたが、やっぱりこれはサハラの奥、シャイターンの門から出てくるか、日食に紛れて入り込んでくるのかでしょうね。たしか場違いな工芸品なんかもかなりの量が入ってきていたと思いましたから、これくらいはあって当たり前かもしれません。
考え込んでグラビア雑誌を見つめたまま固まっている僕にスピネルさんが話しかけてきました。
「アルバート様、そろそろ昼食のお時間でございます。あの?アルバート
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