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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
月面オリジナルハイヴ攻防戦
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ドラン20改は敵の頭上で次々と炸裂、その度に何十という敵を道連れに地上に大輪の花を咲かす。
波状攻撃を仕掛け、およそ20分後、地上にうごめいていた敵の7割がたが殲滅された頃合いで、ザカリスとロワーヌが突入に移る。
『ロアーヌおよび情報部大隊全機、露払いはザカリスがやってくれるそうよ。わが隊はザカリス突入の5分後に侵入します。それまでは周囲の敵殲滅を手伝いましょう!』
『『ラジャー!!』』
『・・・・とはいうものの、ビクスンとファーデットは中々良い仕事をしてるみたいで、おこぼれもほんどいないなぁ・・・。』ダイスケが隊内通信でつぶやくと、
『はい、さきほども要撃級を2体発見したと思ったら、次の瞬間には爆散していました・・・。』碓氷がそう返す。
『まぁ突入したら、そんな事も言ってられないさ。すぐにお腹いっぱいになると思うぞ。』タケルがおどけたように返すと隊内には自然と笑いがこぼれた。
『白銀大尉の言うとおりだな・・・それではもう一度突入前の点検もしておけ。突入の隊形に変更はなく、先鋒はA中隊、中央は私とともにC中隊、殿はB中隊だ。』
『了解!!』
「いいな、中佐と一緒なんて・・・。」B中隊の高山がそうぼやく。
『・・・・中佐は私が守るから心配いらない・・・・私がついているから、高山はいらない子・・・』高山のぼやきは、隊内通信でもかすかに聞こえるか聞こえないか微妙なところだったのに、築山が反応してしまった。
『なんですって?!築山なんて人の陰から狙撃するのが得意なだけじゃない?そんなんで中佐を守れるとでも思ってるわけ?』挑発された高山が築山に食ってかかる。
『ちょっと!あななたたち作戦前に仲間割れとかやめなさいよね!!』B中隊の中川が止めに入るが、2人は相変わらず言い合いを続ける。
『築山少尉、いい加減にしなさい!』『高山、もうやめろ!』B、C中隊長それぞれが注意するが、まだ止まらなかった・・・・。
「まったく、仕方のない奴らだな・・・。ん?秘匿通信?」ダイスケはちょっと困惑しながらどうするか迷っていたが、そこにタケルから秘匿通信が入る。
「ダイスケさん、あ、中佐殿!意見具申よろしいでしょうか?」タケルは最初普段通りのような接し方で来たが、すぐに訂正してキリッと軍人らしい対応に切り替えた。
「うん、言いたい事はわかっているよ・・・これから雷落とすよ。」ダイスケはタケルがそろそろ彼らにビシッと言い聞かせなければならないタイミングである事を告げてきたのだろうと思い、そう答えた。
だが、タケルは「いえ、自分が喝入れてもいいすか?」という事だった。
タケルが言うには、こういうときは隊長ではなくて、そのすぐ下の副長クラスや、先任将校や下士官がビシッと絞めるのが良いらしい。
確かに士官学校でそんな感じの事を習った気(疑似記憶だけど・・・
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