第71話<イッショー・ケンメー>
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そのまま台所へ戻っていく日向。
(ごめん。からかったつもりは無いから)
「それよりも……」
私は振り返る。
(青葉や金剛は聞いてないよな?)
向こうからは寝息のみ。人が動く気配は無い……大丈夫そうだ。
ホッとした。
「……でもさあ」
北上が割って入る。
「艦娘は、みんな一生懸命。一蓮托生ってね……それで良いんだよね? 司令」
「ああ」
意外に、この子には何を聞かれても大丈夫なんだ。
私が安堵して、応えるや否や背後から声だ。
「Oh! それネっ、私もイッショー・ケンメーフンコツ何とか、やるネー!」
(グリグリ)
「あ痛ぁ!」
やっぱり金剛は覚醒してきたか。もっともタイミングはズレてたので日向への私の一言は聞かれずに済んだらしい。
(助かった)
「お・お・お姉さまはぁ」
寝ぼけ眼の比叡も、しっかり覚醒してきた。この二人は放って置いても一蓮托生姉妹だな。
金剛に擦り付けられた電探のヒリヒリを感じながら思わず微笑む私だった。
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