70部分:第七話 関羽、山で三人の戦士と会うのことその三
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ただす」
テムジンは既に彼等が来ていることを聞いていた。
「ではやはり」
「ああ、何かあるのは間違いないな」
こんな話をしたのだった。彼等も今は気付こうとしていた。何故自分達がこの世界に来たのかをだ。大きな謎が存在しているのは間違いなかった。
関羽一行は今は戦いの中にはいなかった。丁度擁州に入ったところだった。
鬱蒼とした険しい山の中でだ。張雲は相変わらず歌い続けている。
「熊除けか」
「そうなのだ。山の中は何がいるかわからないのだ」
「それはその通りだな」
関羽も彼女のその言葉に頷く。
「熊だけでなく虎や豹、それに狼もいる」
「そうした相手とはいちいち闘っていられないのだ」
張飛はその手に蛇矛を持ちながら言った。
「動物にも動物の都合があるのだ。無闇に倒したら可哀想なのだ」
「そうだな。それは確かにな」
趙雲も頷いた。
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