月光校庭のエクスカリバー
球技大会
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てくれても良かったのに・・・・・・と思ったが、上級悪魔同士の出来事はそんなに簡単に介入できないものだろう。
それとも、部長なら切り抜けられると信じていたのかな?
会長はそれだけ言うと、速足に部室を後にした。
「イッセー、アーシア。匙君と仲良くね。他の生徒会メンバーともいずれ改めて悪魔として出会うでしょうけど、同じ学び舎で過ごす者同士、ケンカはダメよ?」
ニッコリと部長が言う。
「はい!」
部長にそういわれたら俺は黙って従います! 野郎がどんだけムカついてもケンカしません!
しかし、駒王学園に俺たち以外の悪魔が他にいたとは・・・・・・。
この学園には秘密が多そうだ。
そして日にちが過ぎて、球技大会が始まった。
棟夜side
『漫画研究部の塚本君、橋岡先生からお呼び出しです。至急、職員室まで・・・・・・』
校庭に設置されたテントのスピーカーから、アナウンスが発せられる。
球技大会当日。天気は晴天だが、午後から雨が降ると天気予報で言っていたが恐らく大丈夫だろう。
体操着に着替えた俺とオカ研の全員、校庭の一角に集まりそれぞれのリラックス状態で体を休めている。
まぁ部活対抗戦と言っても、最後の方だ。最初はクラス対抗戦。俺のクラスは野球だ。それなりに頑張るか。
次に男女別の種目に続き、お昼休憩を挟んで部活対抗戦だ。
俺は胡坐をかいて木陰にいて、木に体をあずけている。一誠は軽めの筋トレ。アーシアは朱乃に手伝ってもらってストレッチで体をほぐしている。
小猫は俺の胡坐かいてる膝の上に座って野球のルールブックを読んでいる。綾は俺の隣で座っているが熟睡中だ。
木場は・・・・・・相も変わらず物思いにふけっているようだ。ボケっと空を眺めている。
リアスは部活対抗戦の種目が発表されるので確認しに行っている・・・・・・お。戻ってきた。
小走りで戻ってきたリアスは不敵な笑みを浮かべている。
「ふふふ、勝ったわよ、この勝負」
「それで、種目は?」
リアスはピースサインで言った。
「ドッジボールよ!」
・・・・・・何やら波乱な予感がするな。
「部長ぉぉぉぉぉ! 頑張ってくださぁぁぁぁぁい!!」
一誠が声を上げてリアスを応援する。
今は男女別の種目で、テニスコートのフェンスに俺たちは来ている。そこでは、女子の種目テニスが行われている。ちなみに男子はサッカーだ。
俺たちのクラス対抗戦はどうなったか? クラスのバカ男どもが気張りすぎて初戦負け。サッカーも同様・・・・・・マジでこいつらクズだと改めて認識した瞬間だった。
テニスコートでは、リアスがクラスの代表女子として、他の先輩女子とテニス勝負をしている。
・・・・・・まぁ、殆どの男は鼻の下を伸ばして試合じゃなく、ミニスカか
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