【RB1】
【RB第十一話】
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攻めに合う。
「なあなあ、あの畠山海に勝つ自信はあるのか?」
「あん? けっ……負けるつもりで決闘受けるやつはいねえだろ? 機体は昨日面白いのを見つけたからそれを修復して挑むさ」
「うぇ!? 修復してってまさか破壊されたRB回収したのかよ!? 止めとけって、まだ中古のRB使う方が信頼性あるんだし!」
クラスメイトの一人がそう告げる、そもそも放棄されたRBだから不具合が多々ある可能性のが高い。
RBは中古モジュールでもちゃんとショップ内で動作基準チェックを行っているのだから信頼性はある。
だが破棄されたRBのモジュールでは動作不良を起こしかねない――。
「ああ、だから昼休みにメンテナーズの教室に行って機体の整備を頼むんだよ」
「ふぅん……。てかそんな破棄された機体見てくれる物好きがいるのか怪しそうだがな」
決闘自体はクラスメイトも見たいのだが、クルスが乗る機体がまさか廃棄品を直す物だとは思っていなかったらしく、土曜日の試合の勝者が畠山海になるのが容易く予想できた。
だがクルスは負けることなど考えていなかった。
予鈴が鳴ると自身の周りに集まったクラスメイトは蜘蛛の子を散らす様に自分の席へと戻る。
クルスも席に座ると暫くして教室のスライドドアが開き、佐久間八恵が現れた。
「おはよう諸君、朝から決闘の話で我がライダーズ全体に活気があるのは良いことだ。クルス、受けた決闘だ。遅れる事なく体調を整えるのだぞ」
「けっ……」
感染したように広がった決闘の話、嫌が応でも土曜日の決闘は観客でいっぱいになるのは明白だった。
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