第一部 ケイオスクルセイダーズ
名状しがたい幕間の物語のようなもの
16.異変は宴会が終わるまでが異変ですよ
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ンターか!
彼らの戦いはまだ始まったばかりなのだ! 完
「まだ終わんないわよ。宴会するわよ!」
「いや、意味わかんねーよ。何の宴会だよ」
「そんなの、異変解決の宴会に決まってるじゃないのよ」
「そういえばまだやってなかったですね。神奈子様や諏訪子様もよろこびます!」
「久しぶりの宴会なんだぜ!」
異変を解決すると博麗神社において、異変解決を祝する宴会が催されるのだ。だが、そんなの幻想郷に来たばかりの丞一に知る由もないが、
「……一応聞くが、いつやるんだ?」
「今日の夕方から、博麗神社で」
「あと、二時間もねーじゃねーか!」
「大丈夫です!いつものことですから!」
それは大丈夫にはいるのだろうか。人間がもっとも進化し発達したのはその適応力なのかもしれない。つまり、慣れは怖い。
「で、俺らはなんか用意した方がいいのか?」
『あ、やることにはツッコまないんですね』
誰かが言った。幻想郷では常識に囚われてはいけないと。
「守矢には酒でも盛ってきてもらおうかしら」
「「安いのしか買えませんよ(ねーぞ)?」」
「息ぴったりね」
「もう結婚しろよお前ら」
結婚、その言葉に丞一も早苗も反応してしまった。
丞一は早苗と目があった。
お互いに全力で顔を逸らしてしまった。顔を真っ赤にして。
「ウブか!」
「爆発しろ」
魔理沙と霊夢は思う思いの感想を述べる。確かに重症である。寧ろとっととくっつけ目に毒だ。
「……では、家からは酒を盛ってくればいいんだな?」
「話を逸らすな。ええ、それで良いわよ」
「じゃあ、各自解散!二時間後にまた会おうぜ!」
じゃあ、早速家で準備してくるぜ!と魔理沙が箒に跨がりレーザーのごとく帰って行った。
「じゃあ、私たちも行きましょうか?」
「だな、また後でな。霊夢」
「てか、早苗はこのこと知ってたの?」
「予想はしてました」
「\ /この幻想郷では
● ●常識に囚われては
" ▽ "いけないのですね!」
「私の言葉じゃないですか!」
そんな会話をしながら二人は人里に買い物へ向かった。ちなみに神様二人は二人で寂しく将棋を指していた。
「出番をくれ!」
「そうだ!そうだ!丞一や早苗ばっかりずるいぞ!」
「ん?どうしたんだい?若旦那。明後日の方なんか向いて」
「いや、なんか神社の方から声が聞こえた気がして。後、誰が若旦那か」
丞一と早苗は今、人里のとある酒屋に来ていた。そこは、守矢神社が酒を買うときは贔屓している店だ。
丞一が寺子屋の帰りにたまにお遣いに出されるため、店主ともその奥さんとも顔見知りである。
「ほれ、もってき
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ