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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第65話 女子連続失踪事件
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 それは部活帰り出の事。
 何とか解放?されたつくねとカイトはとりあえず寮に向かっていた。
 そんな帰宅途中の事だった。


『あっ! 先生お待たせしましたーー!』


 声が聞えてきたのは。

「この声って・・・ちょっとカイト来て!」

 先に気付いたのはつくねだった。

「ん? どうした?」

 言われるがまま、声がするほうに行ってみると。



「やあ……、本当に来てくれたんだね。ありがとう」

 誰なのかは直ぐに判った。

「確か……美術の」
「石神先生だね。それにモカさんもいる……」


 2人は木の陰に隠れて見ていた。

 普通に話しかけても良かったが、邪魔するのも悪いと思ったのだろう。



「うれしいよ モカさん! 私は君のように美しい存在(ひと)を見ると芸術(アート)として手許に置いときたくなるんだ」

 ここで紹介するとこの教師は 美術教師 石神(いしがみ) (ひとみ)

 その容姿はボーイッシュな感じがするので、言ってみれば 男子よりは女子の方に人気がかなりある教師だった。


「君の美しさは既に最高のアートだねぇ!」


 モカの事を芸術と呼び褒めていた。

「先生っ これから一週間よろしくお願いします!」

 モカは頭を下げていた。
 




「ん? なるほど。モカが言ってたのは 美術のモデルになるって事だったのか。まあ納得かな。モカが選ばれるのは」

 モカの容姿を考えれば、最高のモデルだと言えるだろう。学園1の美人と名高いから。

 つくねはと言うと、更に落ち込んでいた。

「ってつくね?  どうしたんだよ」

 つくねが落ち込むのは正直な所 珍しくも無いが、ちょっと今のタイミングがよく判らなかった。

「オレの誕生日……… 6日後……なのにー!」

 独り言にしては大きな声だ。

 でも、カイトは 声が出ていた為なんで落ち込んだかはよく判った。

「はぁ……、つくね? オレはモカが覚えているかとか、何考えてるかとか わかんないけど、クヨクヨするくらいなら、モカに直接聞いた方が いっその事いいと思うぞ?」

 カイトは正直な所 こうも思ってた。

「(ずっと落ち込んでるのは流石に鬱陶しいし……)」
「ってカイト! 今 鬱陶しい!! って言わなかった???」
「・・・・・・・・・・・いやいや、言ってない言ってない」

 つくねは まるで裏モカの様に カイトの思考を呼んだ様だ。



「って、今の間は何!!? もう! ……でもまあ いいよ。ありがと カイト!オレ、モカさんに直接聞いて見る。確かにずっとうじうじしてても始まらないしね……」

 そ
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