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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0147話『嵐の練度上げと演習を終えて…』
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リシュリューとグラーフはそこが気になるらしくアークロイヤルに聞いていた。
それにアークロイヤルは少し悩んだ仕草をした後に、

「うーん、そうだな。一種の愛情ゆえの命中率とでもいえばいいか?」
「そうだったな……ビスマルクとは過去に色々とあったのだったな」

それでグラーフはため息を吐いて、リシュリューは苦笑いを浮かべていた。
そんな二組に分かれて話している一同に私は近寄っていった。

「みんな、演習お疲れさま」

私はそう言って人数分のタオルと飲み物を差し出した。
それで嵐がいの一番にそれにありついて、

「司令! ありがたいな! ちょうど喉が渇いていたんだよ」

そう言って嵐は一気に飲み物を飲み始める。
それにつられて他のみんなもタオルと飲み物を受け取ってそれぞれ疲れを癒している。
そんな時だった。
先に休憩を取っていた嵐が私にある提案をしてくる。

「なぁなぁ司令」
「なんだ、嵐……?」
「俺の練度もそろそろ目標の70に近くなってきただろ?」
「うん、そうだな」
「それでなんだけど、俺が練度が達したら他の四駆のメンバーも育ててやってくんねーか?」
「もちろんそのつもりだけど、今現在嵐の次に旗艦の予定をしているのは春雨だからサブで萩風でも構わないか? 四駆というと野分はもう練成は終わっているしな。そして舞風に関してはもう少し遠征で練度を上げていってもらいたいしな」
「それでいいよ。のわっちはまぁいいとして、萩ぃもそろそろ役に立ちたいとか前に言っていたからな。逆に舞は踊りを集中してやっているからあんまり練度上げに関しては積極的じゃないしなー……」

それで嵐はため息を吐いていた。
舞風はなー……遠征から帰ってくるとよく暇をついては那珂と一緒に踊りの練習をしているからな。別にそれが悪いと言っているわけではないんだけどな。避ける練習にもなっているわけだし。
まぁ、うちの艦隊も大所帯になってきたから待機組も増えてきているので時間を有効的に使おうという艦娘も少なくはない。
実際私も何人かの艦娘と畑仕事に精を出しているからな。

「嵐。なんなら今日は一気に練度を上げてしまおうか? 嵐を巻き起こしたいだろう?」
「それはいいな! もうそろそろ演習も飽きてきたからリランカ島で潜水艦狩りでもやるとするか!?」

そう言って嵐はニヤリと笑みを浮かべていつも手で転がしている爆雷を何回もいじりながら楽しそうにしていた。
対潜が得意というからさぞ早めに先制対潜が出来るだろうと思ったんだけど最低でも嵐は練度90以上にならないと先制対潜ができないしな。ま、気楽にやっていくしかないだろうな。
それで私はみんなに話しかけるように声を大にして、

「それじゃみんな。それぞれやる事はあるだろうけどまずは
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