第1章
やって来ました異世界
第2話 早速戦闘、そして出会い
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後
神さまの不手際で死に、その神さまによって異世界で蘇った俺、暁月飛鳥は現在、目覚めた場所から少し歩いた先にあった道と思しきところを歩いていた。
たぶん、この道を道なりに進んでいけば、街なり村なりに着くだろう。
「街とかに着いたらどうすっかな」
意気揚々とスタートしたのはいいが、現在、俺は無一文だ。まずは働き口を探さないとな。
神さまからは『冒険者』の職業をオススメされた。
内容はRPGゲームによくあるやつと同じで、依頼をこなして報酬をもらう単純なものだ。
特にいまはなりたいという職業はないので、ひとまずそれでいいだろう。この世界の住人もだいたいは冒険者になってるらしいからな。討伐系なら、培ってきた剣術の技術が役立てるだろう。
冒険者になるには『冒険者ギルド』というところに行き、冒険者登録をしなければならない。
「よし! 街に着いたら、まずはギルドに行って冒険者登録だな!」
やることが決まり、足取りが軽くなった。
「ふふふんふふふん、ふふふふふーふん♪ ふーふふーふーふーふんふーふふん♪ ふふふんー、ふふふふんふーふーふんふー♪ ──ん?」
好きな特撮の主題歌を鼻歌で歌いながら歩いていると、遠目で道のど真ん中に何かがあるのが見えた。
「なんだあれ?」
気になった俺は早足でその何かの下まで向かう。
「????????????こいつは??????」
俺の視界に入ったのは、高級そうな馬車の見るも無惨な姿だった。
「魔獣??????いや、盗賊の類か?」
馬車には剣や鈍器らしきもので殴りつけられたような痕が何箇所もあり、矢が数本刺さっていた。
「????????????ひでぇな」
馬車の近くには馬が何頭か死んで横たわっていた。こちらも馬車と同様の傷があった。
俺は馬の一頭に近づき、その体に触れる。
「??????まだ温かいな」
それはつまり、この馬が死んでから、まだそれほど時間が経っていないことを示していた。
あたりを見渡すと、草の上に赤い液体がたれているのを見つけた。間違いなく血、それも血痕だった。
血痕は道の脇にあった林に向かっていた。
「??????手遅れの可能性もあるが、このまま見過ごすのもな!」
俺は血痕をたどって林に向かって駆け出す。
―○●○―
血痕をたどり、林の中に入ってから数分が経った。
いまだに血痕の主は見つけられなかった。
「ッ!」
しばらく走っていると、少しひらけた場所が見えてきた。
「いた!」
そしてそこには、大木を背にして怯えたような表情をしている流れるようなプラチナブロンドのロングヘアーにアイスブルーの瞳を持った少女が一
[8]前話 [1]次 最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ