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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第64話 誕生日を思い出して!
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ンとしながら聞く。

「あっ、あのさ! カイトはモカさんの事どうおm「おーーい! 2人ともーっ!」ッ!」

 丁度乱入してきたのはモカだった。絶妙なタイミングで。

「ねー つくね! カイト! ちょっと話があるんだけど!」

 何やら美術の本を見せながらモカが来た。

「うん? どうしたモカ? あ、悪い。今つくねが何か用があるみたいでな。それで つくね。聞きたい事って?」
「いッ いやっ何でもないよ! カイト! それよりモカさんどうしたの?」

 つくねは話題をそらしモカの方を向いた。

「んん??? まあいっか」

 カイトも深く考えず、カイトもつくね同様にモカの方を見た。

「あのね2人とも、私美術の先生から絵のモデルを頼まれちゃって、これから1週間くらい一緒に帰れないんだ」
「モデルかぁ。 まあ モカはメチャ美人だし選ばれてもあんまり驚かないけど。頑張れよ? モカ」
「ええっ! び、美人だなんて…… そっ そんな事ないよぅ……」

 モカはカイトに美人だって言われて 凄く顔を赤くさせていた。それを見て微笑ましそうに笑うカイト。そしてつくねは、と言うと。

「ええええ!!」

 ただただ驚いていた。大声をあげて。

「うおっ!? いきなり大声なんか出すなよ! びっくりするだろ! ってか つくね そんなに驚くか?」
「い、いや だって・・・(じゃあオレの6日後の誕生日はどうなっちゃうんだーーーー!)」
「「??」」

 つくねの葛藤はこの場の誰にも伝わる事はなかった。

「あっ 心配しないでよ! 部活は頑張るから!」

 モカは つくねにそう言った。恐らくは部活との両立は大変じゃないか? と思ったんだと推察したのだろう。

「いやっ!! そーじゃなくって…… ほら、モ、モカさん? もうすぐさ、何の日か知ってる?」

 つくねは焦りながらモカに聞いた。

「(なーるほど。そゆことね。……そりゃ慌てたくもなるか)」

 カイトは何故つくねが動揺していたのかすぐに分かった。
 つい先ほどまで話していた事だったから。

 モカはと言うと。

「え? 何の日? …………?」

 ただただつくねに微笑を向けているだけだった。

「(うーん……、あのモカの表情、何かありそうだな。 どうなんだろ……? まあいっか。 モカはモカで何か サプライズ的な事でも考えてるのかもしれないし。 茶化さない茶化さない! 口出しは野暮だ)」

 カイトはそう結論付けていたんだが、つくねはそうはいかない。忘れられた! と思った様で涙を流していた。 

「(まあ ガンバレよ!つくね。ちゃんと オレも祝ってやるからさ。もちろんモカの後にでも)」

 肩をたたきながら モカに聞え
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