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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第64話 誕生日を思い出して!
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いから。
「わぁ!! くるむちゃんっ」
「うわっ! びっくりした!! くるむ、少しは手加減してくれ…… ほんと心臓に悪い」
幾ら判っているとは言え、くるむの豊満な胸に埋められるのは 男としての理性との戦いにも発展するから大変なんだ。
そして、それだけですまないのがこの妖怪の学園の部活動。さらなる追撃、波状攻撃とも言えるのが来た。一斉に掃除用具やら机が飛んできたのだ。
掃除道具ははくるむを、殆ど凶器…… いや鈍器と言っていい机は、ギン先輩を攻撃していた。
“ぺしっ!”
「きゃっ!」
“ドコンッ!!”
「ぎゃっ!!?」
その音で判ると思うが、くるむは 塵取りで頭を叩かれた音。
ギン先輩に至っては、掃除用具入れで思いっきりどつかれた音。……ギン先輩は頭から盛大に血を拭いている。死にそう?
「つくねさん カイトさん そしてモカさんに手を出す人は許しません! 私が魔法で撃退するです〜〜〜! だって私! 3人が大好きですから〜!」
今攻撃を放ったのはゆかりちゃん。持ち前の魔法を使って妨害をしたのだ。
「いや ほんとすっごいな。多感な時期っても、なーんで皆あんなにはっきり好き! っとか言えるもんなのかね?」
「だよね………」
「まあでも、つくねは見習ったほうがいいんじゃないか?」
「うっ………」
ずっと気にしていた事を言われた様で つくねは 目に見えて落ち込んでいた。
「あらら……、地雷だったのか?」
「そんな事より……、誰? 魔女?」
つくねが落ち込んでる丁度その時頭に血を流しながらギンはモカに聞いていた。
「新入部員のゆかりちゃん。噂の天才少女だよ……」
ちょっと引きながらモカは教えていた。
つまり 今日も部活は絶好調と言う事だ。
「そういえばさ、つくねもう少しで誕生日だったんじゃなかったっけ?」
そして 帰り際。モカがまだいない時にカイトはつくねに聞いてみた。
「う、 うん! ありがと。覚えててくれて。それでオレ……、その時モカさんに………」
顔を赤くさせながら何やら決意を固めていた。
「ほほーう……うんうん。成長したじゃんつくね! まあガンバレ応援はしてるぞ! ……でも簡単にはいかないと思うけどな。 なんたって、ここは陽海学園 新聞部だし。一筋縄じゃいかないだろ」
「だよね……」
つくねもよく判ってる様で、肩を落とした。でも失敗した訳じゃないし 落ち込むのはまだ早いだろう。
「あ…… そうだ!」
つくねはカイトに聞きたい事があった為、改めてカイトの方を見た。
「ん? どうした?」
カイトはつくねが何やら思いつめてそうだったのでキョト
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