暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1805話
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、説明文とかを読める訳でもない。
 そうなると、やっぱり自分達で確認するか……もしくは、桐条グループとかの影時間に関係している場所に鑑定を依頼するしかない。
 けど、ここで俺達の方からタルタロスで入手した宝石を持って桐条グループに近づいていくのは、ゆかり的に色々と不味いだろう。
 理由はまだ聞いていないが、ゆかりが桐条グループに対して抱いている気持ちは非常に複雑な代物なのだから。
 なら……いっそ買収出来る人員を探して、そっちで秘密裏に鑑定してもらうか? もしくは、こっちの力を見せて脅す? この辺りが現実的だと思うんだが……いや、暴力は駄目だな。
 ゆかりがいい顔をしないのもそうだが、桐条グループという存在は間違いなくこの世界の原作では重要な位置を占める筈だ。
 もう原作が始まっているのか、それともまだ先なのか……その辺はちょっと分からないが、それでも俺の行動のせいでゆかりが桐条グループと敵対するという可能性は出来るだけ避けたい。
 結局現在は特にやるべき事がないまま、TVを見たり空間倉庫から取り出した漫画を読んだりとやっていると、いつの間にか時間は昼近くになっていた。
 どうやら、何だかんだで4時間以上ダラダラとしていたらしい。

「さて、どうするかな。夜までは暇だし……取りあえず食事でもしに行くか」

 誰にともなく呟くと、そのまま着替えを済ませて影のゲートを使ってポロニアンモールまで向かう。
 俺のアパートからでも電車を使えばそう時間は掛からない場所にあるんだが、それでもやっぱり影のゲートってのは便利だよな。
 瞬時に移動出来るのだから。
 そうしてポロニアンモールにやってくると、周囲を見回す。
 桜が咲いていたというのに、やっぱりまだ春は遠いらしく、マフラーやコート、手袋といった物を身につけている者が多い。
 どうやら、まだまだ春は遠いらしい。
 一応もう2月も末だし、3月までもう数日といったところなんだが……ここが関東なら、そろそろ暖かくなってきてもいいと思うんだがな。
 そんな風に考えつつ、何か適当に食べられるような店を探す。
 出来れば多少高くても美味い店がいいんだが。
 周囲を見回していると……ふと、視線の先にいる人物が、俺の顔を見ると驚愕の表情を浮かべ、そのまま踵を返そうとする。
 俺を見てそんな態度を取るという事は、多分……いや、間違いなく俺と何らかの関わりがあった奴だろう。
 見た感じ、思い切り不良といった様子をしている。
 荒垣にナンパしていた女云々で逆恨みして絡んでいた奴か? それとも、ゆかりをナンパしようとして断られたが逆上して襲いかかって俺に叩きのめされた奴か? もしくは、俺に絡んできて返り討ちに遭った奴か……
 うん、何だか俺はこの世界に来てから思い切り絡まれてばっかりなような
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