第一章
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てはならぬ」
比叡山、この山はというのだ。
「それだけの山じゃ」
「確かに、この山は最澄上人以来の山」
「都に入る魔を防ぎますし」
「だからこそですな」
「この山は正しくあるべきですな」
「山にいる僧侶達は学び修行に励むべき」
「そうじゃ、だからな」
そうあるべきだからだというのだ。
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