第六章
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誰も行かないんだよ」
祖国と言われている国にだ。
「それこそな」
「そうだな」
「ああ、だからな」
「もう絶対にだな」
「こんなことするなよ」
直希は匠に強い声で告げた。
「いいな」
「ああ、人を心配させたらいけないな」
「家族も友達もな」
「そうするな、本当に」
匠も約束した、そして実際に彼は二度とこうしたことはしなかった。そのうえでスポーツカーを買って乗り回す様になったが。
このことがはじまりとなり彼は遠洋漁業を生業にする様になった。大学を卒業してすぐにそちらの企業に就職してだ、かなりの金を稼ぐ様になって日本に戻って車を乗り回す生活を送る様になった。その空白の一年をはじまりとして。
行方不明 完
2017・2・24
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