暁 〜小説投稿サイト〜
奇妙な暗殺教室
狙撃の時間
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撃が単調すぎます。もっと工夫しないと当りませんよ」


だが、殺せんせーが避ける事は最初から分かりきっている事だ。


「と思うじゃん?」


ニヤリとあくどい笑みを浮かべるのとほぼ同時に丈一郎が立っている場所以外の全ての方向から複雑に絡み合った対先生用のBB弾がぎっしりと着いた糸の網が殺せんせーめがけて覆いかぶさろうとする。


「にゅにゃ!」


下手をすれば死にかねない絶対絶命のピンチ周りには無関係のお客様だけでなく自分の生徒達もいる中ではこの状況を確実に抜け出せる自奥の手は使えず、月一で使える脱皮も下手に使って脱出を試みても目の前にいる忍者が自分の急所にナイフを当てる可能性が高い以上脱出をするタイミングで使えば更に死ぬリスクが上がりかねない。なら今殺せんせーがとる行動は1つ


(網が私を覆い私を殺す前に唯一逃げられる退路を塞いでいる彼を殺陣で倒し退路をこじ開ける!)


殺せんせーは刀を構え即座に丈一郎に肉薄し丈一郎に斬りかかる為の一歩を踏み込もうとする。


だが、既に神がかった戦略と殺せんせーの思考をここまで読み切った丈一郎達がそう考える事を配慮していないと思うだろうか?いや、ありえない。


「にょわ!」


殺せんせーが踏み込んだ瞬間足が溶け出した。それもその筈網が殺せんせー目掛けて発射され忍者から目を離した一瞬の隙を突いて彼は対先生BB弾がばら撒いたのだから



(不味い!これが狙いか!)



当然態勢が崩れてしまい身がよろけ動きが一瞬だけ止まる



「貰った!」


レットアイはその一瞬を見逃さない。予想がつかない動きでチョロチョロと動き回る標的には当てられないが一瞬でも止まってしまえば彼の土俵…当てられない訳がない。



「ラァ!」



更に、丈一郎の懐にしまってあった対先生ナイフを烏間先生との模擬戦で披露したズームパンチを突き出しだそうとしている。これならばレットアイの弾丸を仮に避けたとしても波紋を帯びた対先生ナイフが殺せんせーの衣服ごと切り裂きにかかる。正に究極の2段構えである!





◆◇◆◇◆◇◆◇




「さて、班長直々に作戦を練って来いと言われたので作戦を考えたがその作戦を言う前に1つ聞くが、お前らは疲労破壊…という現象を知ってるか?」



出発の5日前、前日に映画村で狙撃をする事を決め班長である中村に班長特権とか言うもので参謀に任命された俺はそ殺せんせーが居なくなったのを確認し、収集した2班のメンバーを前に1つの問題を問いかけた。



聞きなれない…いや、普段生活する中で聞くことがないであろう何かの分野の専門用語を前に2班のメンバーはキョトンとしている。

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