第5話 兄の名は
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一月振りの更新です、もう一つの方が書きやすくて遅れてます済みませんです。
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第5話 兄の名は
帝国暦471年1月1日
■オーディン ファーレンハイト邸 ラミディア・フォン・ファーレンハイト
うーん困った。
どうしよう、アーダルベルト・フォン・ファーレンハイトが実在しない様な感じになってきた。
しまったな生き残り計画が非常に危なくなってきた。
うちの親戚って何処と何処なんだろう。
下手にリヒテンラーデ侯とかブラウンシュヴァイク公とかリッテンハイム候とかだと即死フラグじゃん、
困った困った。
此処はアンネローゼと仲良くなって男爵夫人みたいに、
旨く生き残る道を考えよう、それなら親戚に誰が居てもアンネローゼが守ってくれるはずだ。
良し其れしかない其れがベストだ、
そうなればアンネローゼには寵姫になって貰わないと困るから、
邪魔するのは止めよう。
そうすると会いに行くのは477年が一番良いな男爵夫人しか友達が居ないときに、
私が会いに行けば仲良くして貰えるし其れを梃子にしてラインハルトと仲良くしよう。
姉上のお友達ならきっと良くしてくれるはず。
キルヒアイスも怪しまないだろう、
門閥貴族とは言え殆ど実力もないド貧乏貴族じゃ軍事力もないし役立たずだが、
未来への知識と同盟の知識、提督とかの知識もあるから、
ラインハルトにヒルダより早くくっつく事も可能だ。
ヒルダの場合ラインハルト死後にエカテリーナとか西太后みたいに悪政をするんじゃないかと心配だな。
所詮上流貴族のお嬢様だし、知謀があっても同盟側の政治家なんて使い切れないでしょ。
たとえ7元帥が居たとしてもどうなるか判らないし、あの後内乱が起こっても不思議じゃない。
疑心暗鬼に陥る絶対君主は功臣でも平気で粛正するからね。
ベルゲングリューンの最後の言葉が思い出されるよ。
まあラインハルトが駄目でも婦持ちや双璧以外なら幾らでもたらし込めばいい訳だけどね。
ミュラー、ワーレン、ビッテンフェルトしか居ないじゃん確実な独身は。
ミュラー狙いで行きますか。
第一目標アンネローゼとお友達になる。
第二目標ラインハルトをゲットする。
第三目標ミュラーをたらし込む。
よし此で行こう。
しかし計画を練り直さないと成らないな、
今までは他力本願だったけど今回は自力でアンネローゼへたどり着かないと駄目だ。
社交界へ行けるだけの資金があるんだろうか我が家には?
しっかし、アーダルベルト・フォン・ファーレンハイトが居ないんだもんな。
アーデルベルトが居てアーダルベルトがい無い。
アーダルベルト。
アーダルベルト。
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