(現代語訳)竹取物語(口語訳) 3
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ひとりで山の中へ入っていってしまったそうな。
彼の屋敷の人間が手分けをしてずいぶん探したけれども、生きているのか死んでいるのか、それさえついにわからなかった。
この頃"たまさかる”という言葉が流行った。魂が離れる(さかる)、つまりぼんやりしている様子をあらわした言葉である。魂と玉をかけているのだそうだ。まさに車持の皇子の心境だろう。
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