暁 〜小説投稿サイト〜
Re:童話姫たちの殺し合いゲーム
竹林の賭博 (2)
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ょうか』



竹美姫の言葉を合図にまた、観客達がカードを書き順番に投票箱に入れていく。それを互いに三枚ずつ引く。


―この勝負で二か六、どちらかの山羊が"死ぬ”



『では準備はよろしいかしら?』

「『じゃんけん、ポン!』」


―出した手は互いに【グー】 【あいこ】だ。


『あら…【あいこ】です。もう一回ですわね』

「『あいこでっしょ!』」


―俺は【チョキ】 竹美姫は【グー】


『『ベェエエエ!!!』』

『やりました、私の勝ちです♪』

「ツギハギさん…」「あーあ」

「負けたか。ま、どちらにしろ負けだったけどな」


と言いながら竹美姫に二枚の【チョキ】見せる。

『うふふ。大きな勝負をとれて良かったですわ』と言う竹美姫をよそに、処刑の準備が進められる。『メェェエ』と鳴いて暴れる、山羊六は無理やり十字架を模した丸太に縛り付けられ、磔にされた。そして黒羊達が火の矢を放った。

『メメェエエエ!!』と鳴く山羊六の断末魔とボウボウ勢いよく燃え上がる炎。その光景を見る他の黒羊達は拍手喝采。『やはり、見てるだけ…なんてつまらないですもの。参加するほうが楽しいですわ』と竹美姫は瞳を紅く輝かせる。


三回戦。


『では次は誰をお賭けになります?』

「じゃあ、豚一の右ひずめを切り落とす。親指つぶし機が使えないから、その代わりに」

『ナイスアイディア! ですわね。では私も真似して、山羊四の両手足のひずめを切り落としましょう♪』


観客達がカードを書き、投票箱に順番に入れて、俺達が引く。


「『じゃんけん、ポン!』」


―俺が【パー】 竹美姫は【グー】


『おめでとうございます。ツギハギさまの勝ちですわね』


『ブヒィィィィ!!』と暴れる豚一の右ひずめを切り落とす。



四回戦



『次はどうしましょう?』

「そうだな…じゃあ…もう一度、アイアンメイデン。今度は山羊三を」

『まあ面白い♪ ツギハギさまのそうゆうところ好きですわ』

「どうも。で、あんたは」

『では私もアイアンメイデン。今度こそ山羊四を♪』

『メェエエ…』


観客達がカードを書き、投票箱に順番に入れて、俺達が引く。


「『じゃんけん、ポン!』」


―互いに出した手は【パー】 【あいこ】だ。


『ふふっ気が合いますわね、私達。次、いきましょうか』

「『あいこでっしょ!』」


―俺が出したのは【グー】 竹美姫は【パー】


『やりましたわ! また私の勝ちですわね♪』


嬉しそうに喜びの笑みを浮かべる竹美姫。その横では山羊四が、聖母マリアをかた
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ