684部分:第五十四話 三姉妹、変装するのことその二
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第五十四話 三姉妹、変装するのことその二
「こだわり過ぎじゃないかな」
「そう思うがな」
「何か蒲公英ちゃんも最近」
「私達よりも」
孔明と鳳統はその馬岱の目を横目でじっと見て話した。
「大きくなってない?」
「そうよね。やっぱり」
「私だって胸ないわよ」
二人にだ。馬岱は眉を顰めさせて返した。
「桃香さんや愛紗さんみたいにはいかないから」
「うう、そういえば桃香さんのおっぱいって」
「大きいだけじゃなくて」
それに止まらないのが彼女の胸だった。
「弾力もあるし」
「お椀みたいになってて」
「凄過ぎるわよね」
「どうやったらあそこまで」
「だから胸の話はそこまでにしてね」
馬岱がまた二人に言う。
「まあそれはそうとしてね」
「そうとして?」
「何かあるの?」
「うん、その桃香さんだけれどね」
馬岱がここで話すのは劉備自身のことだった。
「数え役萬三姉妹の一人に似てない?」
「あっ、そういえば」
「そうね」
「確かに」
神楽にミナ、月が馬岱の今の言葉に頷いた。
「長女の張角ね」
「あの娘に顔も胸も」
「背丈もですよね」
「違うのは髪の色だけで」
馬岱はさらに話す。
「もう何もかもが」
「あっ、それ最近言われます」
劉備自身もそうだと言ってきた。
「私と張角ちゃんそっくりだって」
「そうですよね。本当に似ていますから」
馬岱は劉備本人にも話した。
「そっくりさんっていう位に」
「おっぱいがもう一つあるにゃ!?」
孟獲は話を聞いてこう考えた。
「それは最高にゃ。もう一つあったらもっと幸せになるにゃ」
「大王様、この場合はにゃ」
「二つになるにゃ」
「おっぱいは二つあるものにゃ」
トラ、ミケ、シャムは孟獲にさりげなく話す。
「奇麗で大きいおっぱいがさらに二つ」
「二つと二つで沢山」
「凄くいいことにゃ」
「そうにゃ。おっぱいが沢山あるにゃ」
孟獲は劉備のその胸を自分の頭で下から突き上げながら笑顔でいる。
「美衣はそれだけで幸せになれるにゃ」
「ふむ。そういえばだ」
趙雲がここで言う。
「これから徐州に入るがだ」
「何かあるのかよ、徐州に」
「その三姉妹が来ているそうだな」
趙雲は馬超の問いにこう答えた。
「それで舞台を開くそうだ」
「あっ、そうなんですか」
それを聞いてだ。目を輝かせる劉備だった。
「じゃあここはですね」
「その舞台をね」
「観たいというのじゃな」
「はい、それでいいですか?」
劉備はにこにことして黄忠と厳顔にも尋ねる。
「張角ちゃん達とても可愛いですし」
「そうね。旅も長かったし」
「ここで皆のご褒美によいのう」
二人も笑顔で劉備のその提案に頷く。
「じゃあ。徐州
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