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SAO−銀ノ月−
遺愛
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言う気は毛頭ない。

 だがそれでも、《SAO失敗者》たる彼女を止めるのは、あのデスゲームを生きた者の責任だった。

「だから、受け取ってくれ」

 彼女が言うプロポーズの返礼として、俺が送りつけたのはデュエルの申請。それも完全決着モードでの申請であり、リーベが何を考えていようが、全てを終わらせてやるという意思を込めて。

「……ぁは」

 ――それを受け取った彼女の表情は、とてつもなく歪んだ笑顔だった。


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