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勇者番長ダイバンチョウ
第20話 正義と悪の大決戦!悪党達を舐めるんじゃねぇ!!
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くれたのだ。
 
(僕もそう思うよ。君の正義は決して間違ってはいない)
【守―――】
(だから、今度は僕にも手伝わせてくれ。君の信じる正義を貫く為の戦いを―――)
【あぁ、共に戦おう。例え、私の歩む道が茨の道だとしても、私は歩み続ける! それこそが、私の信じた正義なのだから!】

 覚悟は決まった。
 もう迷いはしない。己が信じる正義を貫く為に、正義の名を汚さぬ為に、自分の正義を信じてくれた友と共に戦う事をイインチョウは固く決意した。

【0号機よ、私の行いを全宇宙の者達が悪と呼ぶのならそれで構わない。私の信じる正義を貫く為、幼き命の住まう青き星「地球」を守る為、お前の力を私に貸してくれ! フォームアップ!!】

 イインチョウの号令を受け、0号機が形を変える。大型トレーラー状態だったそれは瞬く間に巨大な人型へと姿を変える。
 其処へイインチョウが合わさり、巨人に命が吹き込まれた。

【正義合体、ウラバンチョウ、推参!!】

 イインチョウと0号機が合わさり、合体したその姿は正しく正義を体現する姿と言えた。
 その全長はおよそ50メートルはあるだろうその巨体にイインチョウと地球人、峰守。二人の正義が合わさった姿がそれだったのだ。

「ぜ、0号機が・・・レオンと合体した―――」
「どう言う事だ。正義は我らにあるんじゃなかったのか?」
「奴こそが、真の正義だと言うのか?」

 目の前で起こった信じられない出来事にキングジャスティス軍団は騒然となった。

【正義を信じる者が居るならば、この場を去れ! 私は己の正義の為に戦う。それを遮ると言うのであれば、同胞とて容赦はしない!】

 ウラバンチョウの激が飛び、一気にキングジャスティス軍団が浮足立つ。彼らも迷っていたのだ。己が胸に抱く正義と目の前にちらついている偽りの正義に―――

「何をしている! 奴こそ偽りの正義。我らの正義こそが真の正義だと言うのを思い知らせてやれ!」

 そんな彼らの迷いを断ち切るかの如く、ジェネラルが吠える。
 そうだ、ジェネラルこそが真の正義。ジェネラルを信じる事こそが正義なのだ。
 彼らは正義と言う言葉に酔い痴れる余り、真実から目を背けていた。どちらが正義でどちらが悪なのか。今の彼らにそれを判別する事は最早不可能であった。

(無駄だよイインチョウ。彼らは正義を見失っている。僕達の言葉は届かない)
【ならば仕方ない・・・この私の手でその間違った正義を打ち砕く! ジャスティスキャノン、セット!!】

 ウラバンチョウにのみ搭載されている武装。それは単騎でも惑星を破壊出来る程の超兵器であった。
 その兵器こそがジャスティスキャノンである。
 1発撃つ度にキングジャスティス10機分に相当するエネルギーを必要とする難
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