第20話 正義と悪の大決戦!悪党達を舐めるんじゃねぇ!!
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ウが迎撃を行う。だが、合体してパワーアップしたキングジャスティスの大軍勢を前にイインチョウ1機の迎撃では到底間に合う筈もなく、砲撃の悉くが両者に襲い掛かってくる。
【んがぁっ!! 畜生、何て威力だ!!】
【駄目だ、やはりパワーでは奴らに勝てない!!】
【おい、お前にもあれは無いのかよ? その、ジャスティスローダーって奴?】
【私には配備されていないんだ。あれが配備されたのはジェネラルの息が掛かった者に限られている】
【くっそぉ、パワーがある癖にせこい連中だぜ!】
苦言を吐いた所で、状況が最悪な事に変わりはない。相手はすさまじいパワーを有し、更にその数は数百機に及ぶ。対してこちらは宇宙空間と言う不慣れな環境での戦いを強いられた為に全く無防備な状態と言う、明るい材料が全く見当たらないとはこの事だった。
【ダイバンチョウは怯んだぞ、一気にトドメに掛かれ!】
【了解、ジャスティスソードで仕留めます!!】
数百機のキングジャスティスが一斉に巨大な両刃の剣をその手に持つ。
正義と言えば剣での斬撃、そう言わしめるかの如くな構図だった。
【近づいてくれんなら好都合だ! 武器持ちだろうが何だろうが接近戦なら負ける訳ねぇぜ!】
【援護する! 油断するなよ!】
一斉に襲い掛かってくるキングジャスティス軍団にダイバンチョウは迎え撃つ態勢を取る。イインチョウもそれを助けるかの様に陣取る。
【覚悟しろ、悪の手先共め!】
【来るなら来やがれ! 返り討ちにしてやらぁ!】
両者が激しくぶつかり合う。ダイバンチョウの接近戦の破壊力は如何にキングジャスティスと言えどもまともにぶつかり合えば無事では済まないだろう。
だが、それは此処が不慣れな宇宙空間でなければの話だった。
不慣れな宇宙での戦いに加え、地面のない宇宙では腰の入った拳は出せず、自慢の接近戦のパワーも無いに等しい状態となってしまい、更には数百機にも及ぶキングジャスティスの連続斬撃の前に成す術もなく痛めつけられる現状が其処にあった。
【く・・・ちく・・・しょう・・・】
【む、無念・・・だ・・・】
ダイバンチョウも、イインチョウも既に満身創痍の状態だった。それに対し、数百機も居るキングジャスティス軍団はほぼ無傷に近い。
それもそうだ。ダイバンチョウはまともに攻撃を行える状態ではない上に、イインチョウの攻撃ではキングジャスティスの装甲に傷をつける事自体困難であった。
これが、ジェネラルの言う圧倒的正義の力なのかも知れない。
【終わりだ。やはり正義は必ず勝つのだ!】
【バンチョウ星人、そして地球星人よ。正義の名の下にこの地で果てるが良い!】
今度こそトドメを刺さんとばかりに迫りくるキングジャスティスの群れ。
それに対抗す
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