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勇者番長ダイバンチョウ
第20話 正義と悪の大決戦!悪党達を舐めるんじゃねぇ!!
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り輝く。開始一番の一発目としてメンチビームを叩きこもうとした。
 だが、メンチビームを発射した途端、ダイバンチョウの体が後ろへと反転しだしたのだ。

【ななな、なんだぁこりゃぁぁぁ!!】
【何してるんだ! 逆噴射をしろ!】
【何だよそれ? 大体噴射するもんなんざダイバンチョウにはついてねぇぞ!】
【宇宙には重力がないんだ! 威力のある武器はその分反動もでかい。逆噴射しながら放たなければ回り続けるだけだぞ!】
【なんじゃそりゃぁぁ!】

 更に問題が出来た。
 それは、ダイバンチョウこと番自身に宇宙の知識がまるで無い事だったのだ。
 更に言えばダイバンチョウには噴射用のバーニアが装備されていない為に宇宙空間では身動き一つとる事が出来ない。無論武器の使用も出来る筈もなく、地面がない為踏ん張りも効かない為に防御もまともに行いないと言う三重苦に見舞われてしまっていた。
 其処へ更に付け込むかの様に悪い事は立て続けに起こった。
 大量に現れたジャスティス星人に加え、更に別の何かが大量に発進されてきたのだ。
 それは、番トラと同じ大型トレーラー型のそれだった。

【あれは、ジャスティスローダー!! それもあんなに・・・】
【何だよ、ジャスティスローダーってのは?】
【我ら宇宙警察の切り札だ・・・あれを出したと言う事は・・・まさか、フォームアップを行うつもりか?】
【フォームアップ?】

 意味不明な単語が連呼される。さっぱり意味が分からない番の目の前で、それは行われた。

【今こそ、我らの正義の神髄を見せる時ぞ! 全機、フォームアップを開始せよ!】
【【【了解、フォームアップ!!】】】

 ジェネラルの号令と共に、大勢のジャスティス星人達がジャスティスローダーと合体していく。
 その全長はダイバンチョウと相違ない程にまでなり、正に正義を象徴とする風貌を持った白い巨人が其処にはいた。

【【【巨大合体、キングジャスティス!!】】】

 その数、実に数百機―――
 正義の為に作られた巨大な力が今、番達の前に立ちふさがっていた。

【あいつら、人の十八番を勝手にやりやがって!】
【気を付けろ番。今の奴らのパワーはこの私すら遥かに凌駕している】
【畜生! こんな戦い難い場所じゃなけりゃ関係ねぇってのによぉ!】

 現状のダイバンチョウでは戦力としては全く頼りにならない。武器も使用できないし、攻撃も出来ない、防御もままならないとなっては最早木偶の坊同然だった。

【悪の化身、ダイバンチョウを今日此処で葬り去るのだ! ジャスティスバスター、一斉発射!】

 号令と共に、数百機のキングジャスティスから大量の砲撃が放たれる。

【不味い、ジャスティスショット!!】

 応戦するかの様にイインチョ
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