第20話 正義と悪の大決戦!悪党達を舐めるんじゃねぇ!!
[4/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
言い終え、すぐさま手首を切り返して粒子の刃をへし折る。
驚愕するジェネラルの顔面にダイバンチョウの鉄拳が突き刺さる。
【おらおらぁ、必殺の下駄パンチを食らいやがれぇ!】
【も、もう少し名前は考えた方が良いんじゃないのか?】
【良いんだよ。こっちの方が覚えやすくていいだろ?】
怯んだジェネラルに向かいダイバンチョウの下駄攻撃が炸裂する。
下駄パンチに下駄張り手。下駄フックに下駄アッパーなど、下駄越しの鉄拳がジェネラルに次々と浴びせられていく。
【ぐふぅっ・・・】
【ちったぁ身に染みたか? 悪の強さってのをよ】
【調子に・・・乗るなよ・・・バンチョウ星人!】
ジェネラルがそう言うと、床にあった取ってを掴み、それを思い切り引いた。
その瞬間、部屋一体が何やら不穏な振動を起こし始めた。
【な、何だ?】
【不味い! 此処を切り離す気だ】
【切り離す? ってぇ、どうなるんだよ】
【俺達は揃って宇宙に放り出される事になるんだよ】
【はぁぁっ、宇宙ぅぅぅう!!】
驚くダイバンチョウ。だが、そんな彼ら諸とも、巨大なスクラップ置き場は広大な宇宙へと切り捨てられてしまった。
【ダイバンチョウ・・・私の正義を侮辱した貴様を生かしては帰さんぞ。全軍に伝えよ! 「K」作戦を実行すると!】
宇宙へと放り出されたダイバンチョウとイインチョウを見下ろしながら、ジェネラルが激を飛ばす。
必勝の策と言われた「K」作戦を実行する為に―――
***
辺り一面満天の星空が視界を支配し尽していた。
手を伸ばせばその輝きがつかめるのではないかと言われる程のおびただしい数の光が辺りに散らばっている。
【これが・・・宇宙か・・・俺、生まれて初めて宇宙に来たぜ・・・】
【ま、俺達はもう見飽きた位だけどな】
初めて見る宇宙の風景に、番はすっかり魅了されていた。だが、状況はダイバンチョウとイインチョウにとって最悪の方向へと傾いていた。
【不味いな・・・今の状況は非常に不味い】
【何が不味いんだよ。イインチョウ?】
【今の状況だ。まず、我々には地球に帰る手段がない】
【なにぃ!!】
イインチョウの話によれば、今現在ダイバンチョウ達が居るのは太陽系の中で9番目の惑星とされている冥王星の付近なのだと言う。
地球からは遥かに遠いこの場所に居る現状、身一つではどう考えても地球へたどり着くのは不可能に近かった。
更に、別の問題も浮上しだした。
宇宙警察本部から大勢のジャスティス星人達が姿を現してきたのだ。
【あいつら、凝りもせずまた来やがったか・・・へっ、上等だ! 纏めて叩き潰してやる!】
勢い良く、ダイバンチョウの両眼が光
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ