ペルソナ3
1803話
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たが。
となると、もしかしたら上層部に向かえばもっと本当の意味で知能を持った……それこそ俺達と意思疎通出来るシャドウとかがいてもおかしくはないか。
ともあれ、ダンシングハンドが動きを止めた瞬間をゆかりは見逃さなかった。
そのまま立ち上がると、再び召喚器を頭部に当てる。
「ペルソナ!」
イオを召喚するところまでは、先程までと同じと言ってもいいだろう。
だが、そこから先は違った。
先程はここでガルを使い、それがダンシングハンドに対して殆どダメージを与える事が出来なかった。
しかし、今回イオが――より正確にはゆかりが――とった選択肢は、魔法ではなく、イオをそのままダンシングハンドに突っ込ませるといったもの。
それはダンシングハンドにとってもかなり予想外の攻撃だったのだろう。
真っ直ぐに突っ込んで来た牛の頭蓋骨に、思い切り吹き飛ばされる。
だが、イオの攻撃はそれでは終わらない、。
先程のジオの仕返しだと言わんばかりに、真っ直ぐダンシングハンドに向かって突っ込んでいく。
それも1度や2度では収まらない。
吹き飛ばして壁にぶつけると、そのまま更に突っ込んでいき、壁と牛の頭蓋骨という、嫌な意味でのサンドイッチとなる。
その衝撃には耐えられなかったのか、やがてダンシングハンドは他のシャドウ同様に消滅していく。
ふと気になって先程俺が石像にしたシャドウに視線を向けると、そこでは不思議な事に石像になっていた筈のシャドウが、他のシャドウ同様にその姿を消していった。
……永久石化光線を食らったら、普通は石像のままになる筈なんだが……何だって石像の状態から変わっていくんだ?
そんな疑問を抱きつつ、ともあれ小ボスを倒した事に安堵の息を吐くのだった。
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