68部分:第七話 関羽、山で三人の戦士と会うのことその一
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方は道着の淵と帯が赤くもう一方は青だ。それが二人だった。
「ニコラ=ザザだよ」
「ミハル=ザザだよ」
二人は明るくこう名乗ってきた。
「僕達も頑張るよ」
「この世界の為にね」
「私はキャロル=スタンザック」
少女も笑顔で名乗ってきた。
「何かよくわからないけれどこの世界に来ていたのよ」
「俺もだ」
最後の一人は明らかにアジア系とわかる者だった。すらりとした長身に黒髪を左右で分けた精悍な顔立ちの男で青い上着に白い服とズボンを粋に着ている。その手には棒がある。
「キム=スイルだ」
「貴方達もですのね」
「何か獅子王と闘っていたらこっちの世界に来てさ」
「訳がわからないよ」
ニコラとミハルが困った顔になった。
「本当にね」
「ここって中国みたいだけれど中国じゃないし」
「それでどうしたらいいかわからなくて」
「とりあえずここに来た」
四人が言うにはそうなのだった。
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