677部分:第五十三話 孟獲、七度捕らえられるのこと四
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第五十三話 孟獲、七度捕らえられるのこと四
孟獲はだ。実際に来たのだった。
「何にゃ!美以を馬鹿にするにゃ!」
「そうなのだ、この猫頭!」
「言って悪いか!」
「何!もう許せないにゃ!」
こう言ってだ。二人に向かう。しかしだった。
目の前にある覆いを見てだ。楽しげに笑ってだった。
「こんなのに引っ掛かる筈ないにゃ!」
覆いの上を飛び越える。それで難を避けたと思った。ところが。
張飛と馬岱の前に着地するとだ。そこは。
「にゃにゃ!?」
「この通りなのだ」
「前のは偽物でこれが本物なのね」
「落とし穴ば見えないことにこそ価値があるのだ」
張飛は誇らしげに馬岱に話す。
「そういうことなのだ」
「成程ね。けれどこれで捕まえたね」
「一件落着なのだ」
しかしだった。まだ孟獲は諦めない。それで孔明と鳳統はだ。また彼女を解き放つのであった。
「後悔するにゃ、美以は絶対に諦めないにゃ」
こうしてまた密林の中に消える彼女だった。そして次は。
劉備が出てだ。そのあまりにも豊かな胸を震わせて言った。
「皆ーーーー、それじゃあはじめるよ」
「むっ、まさか」
「おい、焔耶落ち着けよ」
馬超が興奮しだした魏延に対して言う。
「まさかと思うけれどな」
「あの胸は至宝だ」
こう言う魏延だった。
「他の者に渡してなるものか」
「ってまさかおい」
馬超が止めるのも聞かずだ。彼女は姿を消した。そしてその間にもだった。
「揺れて揺れて」
劉備はその豊かな胸を左右に震わせていた。
「縦に縦に」
今度は上下にであった。
「斜め斜め」
次はそちらであった。
「はい、おっぱい体操だよ」
「にゃにゃーーーーーーーーーーっ!」
「おっぱいだにゃーーーーーーーっ!」
「大きいにゃーーーーーーーーーーーーっ!」
そしてそれを見てだった。
孟獲が飛んできた。四人程一緒である。
そしてだ。足元にあった縄にその足をかけて。
下に仕組んであった。網に吊り上げられてだ。一網打尽だった。
「これで三度目なのだ」
「そうね」
馬岱が張飛のその言葉に頷く。
「それはいいけれど」
「そうなのだ。それ自体はいいのだ」
「そうよ。何であんたがいるわけ?」
馬岱はじとっとした目で網の中を見ていた。そこにはだった。
魏延もいた。彼女はふてくされた顔でそこにいるのだった。
「どういうことよ、これって」
「ま、まあそれはだ」
魏延はバツの悪い顔で馬岱に返す。
「色々あってだな」
「色々って何よ」
何はともあれ三度目だった。しかし孟獲はまだ諦めない。
今度も解き放たれる。そして次は。
魏延が釣りをする。河の中で魚を仕込ませていた。
それを離れた場所で見てだ。神楽
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