0142話『ドーバー海峡沖海戦・前哨戦その2』
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最終ボスの装甲破砕ギミックを完了するために私達は改めて港湾夏姫を倒さないといけないんだけど、港湾夏姫のもとへといくためには輸送連合編成でいかないといけないので少し困っていた。
道中の潜水艦や水雷戦隊、空襲にも対応しないといけないし、港湾夏姫には随伴艦にPT小鬼群が複数配置されている。
このPT小鬼群がとても厄介な存在なのである。
機銃を載せまくっても当たらない事が多数あるからな。
だから道中支援も航空基地隊もフルで使用しないと勝ち目はないだろう。
「というわけで、みんなに集まってもらった訳だけど……」
「提督さん、夕立頑張るっぽい!」
まずいの一番に夕立が声をあげた。
だけどまだ説明をしていないから少し大人しくしておこうね。
「まぁ夕立、少し落ち着いてくれ。まずは概要を話したいから」
「わかったっぽい!」
「それでだけど、みんなには港湾夏姫を倒すために大量に機銃を積んでもらっているけどどういう意味か分かるな?」
「提督がおっしゃる事はわかるわ。随伴艦のPT小鬼群がなかなか倒せないのが厄介なのでしょう?」
「山城正解だ。今回のPT小鬼群は避けに避けるからな。だから持てる者は大体持ってもらっているしな」
「あたしと朝霜ちゃんとリベッチオちゃんは対潜に集中していればいいんですか……?」
阿武隈がそう聞いてくる。
「主にはそうだけどできればPY小鬼群にも攻撃を当ててもらいたいのが本心だな」
「そうですかー。それじゃなんとか頑張りますね!」
「ああ、よろしく頼む」
そして大鷹が手を上げて、
「それでは私は制空権を取る事に専念しますね」
「秋月たちは艦載機を落としますね!」
「照月達にお任せください!」
「姉さん達も一緒にいるんだ。やってやるさ!」
それで四人が張り切っている。うん、頼もしいな。
秋月たちを全員入れたから対空に関しては問題はないだろうな。
「それじゃ鈴谷と熊野は港湾夏姫を倒すことに集中するね!」
「おまかせくださいましね」
「あたしも港湾夏姫打倒に専念するわ」
鈴谷、熊野、霞もやる気はあるようで安心した。
「わかった。みんな、頑張ってくれ!」
「「「了解!」」」
それで全員は出撃していった。
ああ、不幸だわ……。
もしかしたら扶桑姉さまとも一緒に出撃できるかもと思っていたのに私一人だけだなんて……。
「山城さん……? 表情が優れないようですが、大丈夫ですか?」
「ああ、大鷹。ええ、大丈夫よ」
いけないけない……。戦闘に集中しないといけないわね。
提督が私達を信じて送り出してくれたんだから役目は果たさないとね。
それで私は声を上げる。
「それではみんな。まずは敵水雷戦隊を倒すわよ!」
「「
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