第四章
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「だからね」
「それでなの」
「そう、ちゃんと着て」
シャツとパレオをだ。
「行きましょう」
「私も今は旅行自体を楽しみたいし」
「男の子と遊ぶつもりはないわね」
「ええ、ないわ」
「私もよ。じゃあ後はサングラスも借りてね」
「そっちでお顔も隠して」
「お日様の光もガードして」
その為にもというのだ。
「プールに出ましょう」
「それじゃあね」
彩は由利香の言葉に頷いた、そしてだった。
二人でプールを楽しみ夕方近くになるとそこから出てハウステンボスの中を少し観て回ってだった。ホテルでの夕食の後。
夜のハウステンボスのイルミネーションの中で二人でビールを飲んだ、お店の外の席でジョッキのビールを飲んで。
幻想的なイルミネーションを観てだ、彩はうっとりとして言った。
「最高の気分よ」
「そうね、私もよ」
「いや、来てよかったわ」
「そうね、ただね」
由利香もビールを飲みつつ彩に微笑んで言った、二人共その顔は赤らんでいて微笑んでもいる。
「明日もあるのよ」
「そうだったわね」
「一泊だから」
「今日はホテルで寝て」
「そして朝はホテルで食べて」
「確かビュッフェだったわね」
「そうよ、そちらも楽しんで」
そしてというのだ。
「夕方までね」
「ハウステンボスを回って」
「長崎に帰りましょう」
「だからまだなのね」
「最高と言うのは早いわ」
今の時点で、というのだ。
「まだこれからだから」
「そういうことね、それじゃあ」
「今夜は飲みましょう」
由利香はソーセージを食べつつ彩に話した。
「そうしましょう」
「そうね、じゃあ」
「飲んで」
そしてというのだ。
「二日酔いになるまでね」
「飲むのね」
「朝はお風呂があるから」
ホテルの部屋のだ。
「そこですっきりすればいいし」
「そこまで考えてるのね」
「ええ、そうして朝御飯も楽しみましょう」
「じゃあ今日は遠慮なく飲んでいいわ」
こう言って実際にだった、彩はジョッキのビールを勢いよく飲み干してお店の人にジョッキをもう一杯頼んだ、そして由利香も。
自分のジョッキを飲み干してから注文した、そうしたことを何度か繰り返してそのうえでだった。
二人はこの夜は徹底的に飲んだ、そうしてだった。
二人でホテルの部屋に戻るとすぐに寝た、同じベッドの中に倒れ込むと後は朝早くまで起きなかった。
だが起きると由利香が言った通り二日酔いでだ、由利香は起きるとすぐに彩に言った。
「とりあえずね」
「お風呂ね」
「そう、湯舟にも浸かって」
夏だがシャワーで済ませずにというのだ。
「お酒抜きましょう」
「それじゃあね」
彩も頷いてだ、二人で風呂に入ってだった。
身体も奇麗にして酒も抜い
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