第二章
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「いつも十二単はないですよね」
「幾ら何でも」
「それは」
「ないから、ただ歌留多部はね」
ここからだ、早百合は一年生達に歌留多部について説明していった。部長も他の部員達もそこに加わって。
そうして勧誘も紹介も頑張った、するとだった。
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