第五章
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「そうだよ。それにね」
「それに?」
「いや、いいよ」
彼はまた、だった。これから言おうとしていることを止めた。
「何でもないから」
「そうなんだ」
ここで僕はまたなんだと言いそうになったがそれは止めた。今度は僕が止めた。
「それだといいけれど」
「うん、それでね」
「あっ、晩御飯だね」
「もうそろそろ用意ができている頃だよ」
「ええ。出来ているわよ」
彼のお姉さんから言ってくれた。にこりとして。
その笑顔を見るとだった。髪型は全然違う。お姉さんの髪型は黒のロングヘアだ。
しかし顔は彼に似ていた。彼のお父さんにもお母さんにも。
女性的なものが加わっているがよく似ているその顔を見てだ。僕はまた違和感を感じた。
しかしその違和感がどういったものか気付く前にだった。彼からまた言ってきた。
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