お菓子な双子の物語~グレーテルside(4)
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何かがぶつかったような音がしました。なんの音でしょうか兄さま?
『兄さま? どこへ行ったの兄さま? ヘンゼル兄さま?
兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま……ヘンゼル兄さまどこへ行かれたの?』
お菓子の家にも居ません。森の中にも居ません。周りの何処を探しても兄さまは居ませんでした。
兄さまは鳥籠の中
鳥籠の中の兄さま
と・り・か・ご―?
見つけた
腕の中に 大事に 大事に 抱きしめていた 兄さまを…
「……お前が兄さまを……」
血に濡れた赤い頭巾を被った魔女
「お前がヘンゼル兄さまを……」
『ニイサマ…? それは誰ですか?
あの "ボール”のことですか?』
ッ!? 愛しいヘンゼル兄さまがボール…?
私から兄さまを奪った 許さない 許さない―
「許さない……魔女!!」
兄さまが護身用にと誕生日の日に下さったナイフを魔女に向けて振り上げました。
「魔女! 魔女っ! 魔女!!」
でも小柄で華奢な魔女はすばしっこく逃げ足が速く仕留められません。
『アハハハッ♪ そんなのではボクはコロセませんよ?
サァもっとアソビましょう♪」』
愉快な魔女を見るのは不愉快だ。ヘンゼル兄さまを殺しておいて
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