ペルソナ3
1801話
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し、そうなると朝早くから起きるというイメージはないよな。
丁度今くらいに起きていてもおかしくはない。
まぁ、あくまでも荒垣の外見から受けるイメージだが。
実際には面倒見がいい荒垣の事だし、今の時間から既に起きて誰かの面倒を見ていると言われても、納得してしまう。
「そうか? 荒垣の事だから、朝早くに起きて朝食の用意……それも自炊をしていて、今頃は昼食を作り始めていても驚かないぞ?」
「それは……」
ちょっと想像出来ないといった様子でゆかりが呟く。
だが、荒垣は料理を食う時も結構味付けとかを気にしている。
そう考えれば、料理とかをしていてもおかしくはないだろう。
「ま、ともあれ……ゆかりが自由にペルソナを使える事になったのと、これからのタルタロスの攻略が上手くいくように祈って……乾杯」
「ちょっ!」
俺がいきなり口にした言葉に慌てながらも、ゆかりは持っていたジュースの入ったペットボトルをこっちに出してくる。
ウーロン茶の入ったペットボトルをそれにぶつけ、ゆかりを落ち着かせるように話し掛ける。
「あまり気にするなよ。他の奴が聞いたって、それこそゲームとかの話だとしか思わないだろ」
「それは……そうかもしれないけど……」
それでも若干不満そうにする様子に、スーパーで買ってきた寿司を開けて手を伸ばす。
スーパーの寿司でも、それなりに美味い。
勿論回転寿司じゃない寿司屋の寿司に比べれば味は落ちるが、それでもその辺の回転寿司と同じくらいには美味いだろう。
……もっとも、好きなネタを選んで食えるというところに、回転寿司の利点はあるんだろうが。
ともあれ、俺はゆかりと共に冬に咲く桜を見ながら食べ物に舌鼓を打つのだった。
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