彼願白書完結記念作品
秘密作戦、発令ス
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た事にするよ』
「おぅ、そうしとけ」
俺が巻き込まなきゃだけど、な!
『じゃあ後は君に任せるよ。協力出来る事はあるかな?』
「あぁ、ブルネイに駐留してる米軍に渡りを付けてくれ。借りたい物がある」
さて、クルツの奴との電話はこれくらいにして、と。非常呼集だ、全員叩き起こせ!鎮守府内にけたたましくサイレンが響く。まだ起きていなかった連中もサイレンの音に叩き起こされてバタバタと起きてくる。集まる場所は食堂……ウチの所属人数的に全員集合出来るのがスペース的にここくらいしか無いからなんだが、何ともウチらしい話じゃねぇか。
「はい注目!」
眠そうな目を擦っている艦娘達の目の前に立ち、声を張り上げる。
「え〜、今朝方に護衛艦が1隻ウチで補給を済ませて出ていったのを知っている奴もいると思う。あの船の行き先はトラック……なんでも、姫や鬼以上の化け物をぶっ飛ばしに行ったらしい」
ここでざわつく一同。ここは重要じゃねぇんだよ、どうせ俺達ゃその討伐戦には加われねぇからな。
「だ〜ま〜れっての。俺達ゃその化け物討伐とは無関係だ……まぁ丸っきり無関係でもねぇんだがな」
シン……と一気に黙る一同。どうやら俺の雰囲気が変わったのを察したらしい。
「んで、その化け物がトラック泊地を文字通り潰しちまったんだが……そん時に逃げ出した住民やら、近くを航行してたアメリカから日本へ輸送されてた艦娘が深海棲艦共に追いかけられて、近くの島に逃げ込んでるらしい……下手すりゃ捕まってる」
黙ったままの艦娘達に尚も続ける。
「そんでな?ショートランドのクルツから頼まれたんだよ。日本へ輸送されてた艦娘……アメリカの空母サラトガなんだが、島から助け出してくれってよ。それが出来るのは白兵戦も海戦もこなせる鎮守府……つまり、ウチだ」
「さぁお前ら……深海棲艦に陸だとどっちが格上か、教えてやりたくはねぇか?」
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